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りんりん亭りん吉 一巻

りんりん亭りん吉 一巻

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2008年05月09日
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カテゴリ:掲載紙
週刊 落maga Vol.Vol.192 2008.5.9

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■「寄席めぐり楽天日記」

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☆「田辺寄席」~どっぷり昭和町~第一回・4/29・苗代小学校
・笑福亭呂竹「動物園」・りんりん亭りん吉「鯛」(桂三枝作)
・お囃子紹介=桂米左、笑福亭たま、呂竹、三味線=花登益子・桂文太「延陽伯」

昭和町あたりはおまつりの一日。その朝にあった一回目。体育館にはたくさんのお
客さんが入ってました。呂竹は虎もオリの前にやって来る母子もほのぼのした品が
あり、かわいらしい一席。で、りん吉ちゃんの「一生懸命のおしゃべり」がすごか
った。~平成10年8月に生まれて、それからあんなことやこんなことがありまして、
今日に至るわけでございます、なんて巧いマクラから三枝作品をかまずに約25分。
ぎんぎろはんと新入りとのやりとりもちゃんと年齢差もあれば、若いものに夢を託
す優しさも描いて、何より子どもが演じる拙さ幼さはなく、自然に楽しませる落語
なんですね。丸暗記で覚えたのではなく、言葉を自分のものにしてるから、声のコ
ントロールもできるし噺の芯の優しさも描ける。笑いふんだんに絵本版のサゲも決
めて、拍手喝采。わずか9歳で立派すぎるほどでした。もう一回聞きたいと思いまし
たもん。お囃子紹介は、慣れた米左が愉快に運んで。花登さんやたまも目がさめる
演奏。呂竹が笑いもさそって。文太がやもめ男のウキウキ感が伝わる「延陽伯」を
ほどよい味わいで聞かせ、お開き。この日は夜まで盛り上がったでしょう。

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最終更新日  2009年03月10日 08時39分25秒
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