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小4・りん吉さん 爆笑高座
2008年09月04日 熱演するりんりん亭りん吉さん=大田市温泉津町温泉津 ◆温泉津で落語独演会◆ 「りんりん亭りん吉」の芸名で8月下旬にワッハ上方アマチュア演芸コンテストの金賞を最年少で受賞した奈良県大和高田市の小学4年生田村凜夏さん(10)の独演会が30日夜、大田市温泉津町温泉津の薬師湯旧館であった。 りん吉さんは、古典に手を加えた「鏡」など落語2題を身ぶり手ぶりもにぎやかに堂々と演じ、会場を埋めた約50人の観客を笑いの渦に巻き込んだ。観客からの質問コーナーでは、「自分でも楽しくて自然と笑顔になる」と話した。 同市の村上紀美子さん(50)は「役をちゃんと演じ分けていて、情景が目に浮かぶ。先が楽しみ」と笑い通しだった。 りん吉さんは9月には、女性落語家の一番を決める「ちりとてちん杯ふくい女性落語大会」に出場する予定。 独演会:天才少女落語家・りんりん亭りん吉さん、大田・温泉津で爆笑芸を披露 /島根 9月1日18時1分配信 毎日新聞 ◇ワッハ上方アマ演芸コンテストで優勝 “天才少女落語家”の呼び声が高い小学4年生の田村凛夏さん(10)=奈良県大和高田市=が30日、大田市温泉津町の温泉施設薬師湯旧館で独演会を開いた。亭号の「りんりん亭」は、上方落語協会会長の桂三枝師匠が名付け親だ。【船津健一】 りんりん亭りん吉としてアマチュアの高座に上がる田村さんは23日、大阪・ナンバで開かれた「第11回ワッハ上方アマチュア演芸コンテスト」で、プロを目指す大人の出場者ら11組を押さえ最年少で優勝した。 独演会は、薬師湯旧館2階にある18畳の広間を演芸場に改装した「ゆら湯楽亭」であった。りん吉さんは「鏡」と「天狗裁き」の古典2席をかけ、巧みな話芸とユーモラスな所作に満員の客席は爆笑に次ぐ爆笑。合間に、薬師湯経営者の内藤陽子さんが、優勝は216組の予選を勝ち抜いたと紹介すると、会場は「すごい!」の歓声に沸いた。 素顔のりん吉さんは「国語、図工、理科が好き」という明るい少女。幼いころから始めたピアノもこなし、将来の夢は「新聞記者で落語家」。学校の壁新聞づくりで、文章を書いて絵をレイアウトするのが面白いと話す。 落語の練習は毎日10分から1時間。「まったくの素人だった」父耕平さん(39)と母幸恵さん(36)がインターネットで調べてネタの脚本を書き、桂米朝や古今亭志ん生らのビデオやテープを参考にするという。 客席で笑い転げていた大田市の主婦、村上紀美子さん(50)は「登場人物の役を演じきっているのにびっくり。笑いすぎて涙が出ました」とハンカチを握りしめていた。りん吉さんは「笑ってくれるツボが関西と同じでやりやすかった。ここは大阪の高層ビルの代わりに山と海がある感じ。温泉も大好きだし、また来たいです」とすっかり気に入った様子だった。 9月1日朝刊 最終更新:9月1日18時1分 毎日新聞社提供 愛らしいはなし家に爆笑 奈良の小4田村さん高座 大田・温泉津 りん吉さん(右)の落語を楽しむ観客ら(大田市温泉津町で) 大田市温泉津町の温泉津温泉街にある薬師湯旧館2階の演芸場「ゆら湯楽(ゆら)亭」で30日夜、3月の開設後第2弾となる落語会が開かれ、“少女落語家”の「りんりん亭りん吉」こと田村凛夏さん(10)(奈良県大和高田市、小学4年)が、大人顔負けの高座で観客約60人の笑いを誘った。 りん吉さんは、小学2年で初めて寄席を見て以来、落語に魅せられ、両親を相手にけいこを積み、昨年9月に大阪であった素人演芸バトルで優勝。上方落語協会会長の桂三枝さんから亭号もつけてもらった。 8月23日には、216組が出場した若手らの登竜門「第11回ワッハ上方アマチュア演芸コンテスト」で、最優秀のワッハ上方大賞・金賞を史上最年少で受賞した。 新聞報道で同演芸場の開設を知り、自ら出演を申し入れたりん吉さんはこの日、おかっぱ頭に眼鏡姿で、「鏡」と、「天狗(てんぐ)裁き」の2題を約40分間披露。大田市大田町の主婦村上紀美子さん(50)は「登場人物を丁寧に演じ分けていて驚いた。将来が楽しみですね」と感心していた。 りん吉さんは「みんなが笑ってくれ、とても満足しています。温泉津では1日3回温泉に入っていて、また来たい」と気に入った様子だった。 (2008年9月1日 読売新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月10日 09時08分50秒
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