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落語女子に魅せられて ◇童話作家、成長描く著書
出版される本を手にした田村凜夏さん ◎13歳「りんりん亭りん吉」活躍中 落語家として地域寄席などに出演している奈良県橿原市の新中学2年、田村凜夏(りんか)さん(13)を紹介した「子ども落語家 りんりん亭りん吉」(文研出版)が、出版された。 著者は、漫才作家の秋田実さんの長女で童話作家の藤田富美恵さん(73)=大阪市中央区。3年前、自宅の蔵で開く寄席の演者を探していたところ、小学2年の時に見た寄席に魅せられ、数々の演芸大会で受賞経験のある田村さんと出会った。「小学生とは思えない達者な話芸。どんどん上手になる凜夏ちゃんを応援したい」と半年かけて本にまとめた。 本は、インターネットや本を参考に台本を書き、多くの人に聞いてもらおうと奔走する父の耕平さん(43)や母の幸恵さん(40)、りんりん亭の亭号を贈った上方落語協会長の桂三枝さんら周囲の助けを得て腕を上げていく様子を描く。演じる落語のあらすじや、高座、まくらなど落語用語の解説もある。凜夏さんは「本をきっかけに若い子たちにも落語を好きになってほしい」と話す。 出版記念に3日午後2時から、大阪市中央区高津1丁目の高津神社「富亭」(06・6762・1122)で寄席を開く。無料。先着60人。事前申し込み不要。本はA5判、160ページで、1365円(税込み)。(伊藤あかり) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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