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[CINEMA]「オール・ユー・ニード・イズ・キル(原題: Edge of Tomorrow、別題: Live Die Repeat)」映画評価★★★★★(5点)
トム・クルーズは「オブリビオン」をDVDで観て以来なので、またもやSFという感じだった。事前にコミックを読んでしまっていたので、できればストーリーが全く違っていてほしいと思っていました。設定をだいぶいじっているということだったので、まあいいかなと思ってコミックを読んだのです。コミックは結構面白かったっです。ジャンプコミックス全2巻でコンパクトにまとまってた。だので、これぐらいコンパクトで映画の尺にはまっていればいいなと思いました。 話はそれますが、最近の映画のムダに長い尺は好きではありません。大体87分から99分ぐらいでぎゅっと詰めて終わらせてほしいです。で、DVD/Blu-rayリリースの時に、特典映像で60~100分ぐらいの未公開シーン集をつけていればいいです。ついでに言うと、未公開シーンをどこにどうつなげるかを明確にして、本編につなげたバージョンで再生できるような再生順序設定プログラムもつけてほしい。で、もしもその作品が気に入れば、特典映像で観ます。そういう流れで見る未公開シーンは楽しいです。本編にあると絶対無駄なシーンでもです。 で、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。久々に2回観た作品です。どの作品以来かというと「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち(原題:Anvil! The Story of Anvil)」以来です。 ビル・パクストンが出ていましたね。「ビル・パクストンに外れなし」とまで言われた(?)彼のいい味出してる感が楽しいです。 エミリー・ブラントはそうとう美人でいい感じです。「プラダを着た悪魔」以来に見ました。ツンデレキャラかというと、そうでもないし、人物像はあんまし掘り下げて見えてこない。過去をだらだら語らせるだけならそこら辺も全部カットしてもいいぐらい。まあミステリアスで片付ければいいですし。 トム・クルーズはつまんないところで何度も死ぬのが良い。軍隊の車に轢かれるとかのつまらない死に様の楽しいし、エミリー・ブラントとの訓練で怪我を負って、エミリー・ブラントに射殺されるところとかも何ともいえない可笑しみがある。TVゲームで、同じポイントで何度も死にまくったり、うまくいかないからさっさとやり直すために死ぬとかの感覚を映画で再現しているのがこの作品の売りなのでしょう。 「Live Die Repeat」のとおり、リピートでじわじわ進む感じは共感を呼んだ。筋力は持ち越せないんだから、甦ったら、また弱っちい状態じゃないか、感覚が研ぎ澄まされても筋肉的な反応が鈍いままじゃないかって部分は、パワードスーツ着用でなんとか無理なくできてる感じ。 あと、パラレルワールドはトム・クルーズの死とともに消滅しているわけではない。トム・クルーズが軍隊の車に轢かれて死ぬシーンで、ビル・パクストンが「そんなに訓練が嫌だったのか」的なセリフを言うところ。これはコメディ要素としてはすごく面白いんだけど、じゃあエミリー・ブラントがトム・クルーズを射殺する流れはすべてエミリー・ブラントは逮捕されているだろうし、いいのかね。・・・なんて横道に逸れて楽しむほどに面白かったということです。 今回の敵エイリアン・ギタイは面白い能力を持っていたので、愉しみ方がちょっと違ったけれども、SFエイリアン襲来ものは撃退方法がわりかし昔から変わっていないので、なんか、はっとするようなアイディアがほしい。毎回オチが過去のSFと同じだとテンションが上がらないのです。勿論、いろいろ試した上で、巡り巡って刑事物のオチが毎回一緒(サスペンスドラマのように崖に追い詰められた犯人の独白とか、時代劇のように紋所を見せてひれ伏せさせるとか)でも楽しいってことになるのかもしれないけれども。
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Last updated
2014.12.31 19:19:26
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