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トゥルシー   

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2011.06.17
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カテゴリ:カテゴリ未分類
聖なるハーブ カミメボウキ Ocimum sanctum トゥルシー




それはかつて、アーユルヴェーダの賢人達が、
インド国内において、このハーブを栽培することによって、
健康で豊かな国創りをしようとしたものでした。

 そして、時が経ち、21世紀に入ると、聖者パパジ師が、
「インド古来の最重要神聖薬トゥルシー(ホーリー・バジル)を
世界に出す時期が来た。特に、病んだ国に広める。」と
宣言されたそうです。

そして日本にもやってきました。

DSCF3759.jpg



このハーブは伝統的には空気を清め不幸や病を寄せ付けないと信じられ
インドでは信仰の対象にすらなっています。


では、現代科学、医学的な観点から見たら、どうでしょう?

今日はひとつ、医学論文の要約を訳してみました。


マウス骨髄への放射線で誘発された染色体損害に対するトゥルシーの保護作用

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0027510796002084

Protection against radiation-induced chromosome damage in mouse bone marrow by Ocimum sanctum

a Department of Radiobiology, Dr. T.M.A. Pai Research Centre, Kasturba Medical College, Manipal 576 119, India

b College of Pharmacy, Manipal 576 119, India

要約

トゥルシーの葉抽出物の放射線防護の効果はエンドポイントとして
染色体異常を追跡する事によって、調査された。


大人のスイスマウスを、前処理
(連続して5日間体重1kgあたり10mgのトゥルシー葉の抽出物を接種)
したグループと、していないグループに分けて
全身に1~6グレイのガンマー線を曝露しました。

最終接種の30分後に放射を与えた。

中間調査は1、2、7、および14日目の後処理のときに
大腿骨骨髄から準備されました。

そしてグループごとに異常の出現頻度と個々の異常が記録された。

トゥルシー(以下OEと表記)だけのグループ(放射線なし)は
染色体に少しの異常も現れませんでした。

すべての放射線曝露グループは24時間で細胞異常値の最高値を示した。

異常をきたした細胞の比率は放射(RT)だけのグループも
RT+OE(トゥルシー)のグループの両方で放射線量に従った直線的な二次の増加を示した。

また、交換(?)と複数の(ひどく傷つけられた細胞の)異常が類似の反応を示した。

しかしながら、OE+RT(放射線照射)のスロープはRTグループ(p<0.05)より
かなり浅かった。

中略

RTの単独のグループと比べて、OE処理は、より速い回復をもたらした。
3Gy以下の被爆量では、OE前処理は、一日で細胞集団からの交換異常をほぼ完全に排除しました。

化学系に関する研究は、OEがヒドロキシル・ラジカルの世代をかなり短縮したのを示しました。
OE(1mg/ml)の投与が5mg/mlより効果的であり、
この効果はそれがDMSOによって生産されたより著しかった。


これらの結果は、OEが放射線で誘発された細胞遺伝学的損傷に対する
生体内の保護を提供するのを示しています。

活性酸素の排除はトゥルシーのありえそうな生体保護メカニズムだ。



誤訳はそっと教えて下さいね(笑)

(hitokuichiwawaより注

 DMSOはジメチルスルホキシド。ヒドロキシラジカルの消去活性がある。
ヒドロキシラジカルはとても反応性が高い活性酸素。
DNAやタンパク質、脂質などに直接攻撃し損傷を与え、
さまざまな疾患を引き起こすと考えられています。

体の約70%は水(H2O)が占めていますが、
放射線をあびると水が分解されヒドロキシラジカルを発生します。
しかし、このヒドロキシラジカルは生体内に分解する酵素が存在しません。
つまり、ヒドロキシラジカルが発生した場合、生体内には
保護する酵素がないということです。
そこでスーパーオキサイドとヒドロキシラジカルの
消去活性が強い抗酸化物質を補うことは、
生体内の活性酸素を取り除き病気や老化の予防に役立つし、
放射線から身体を防御するひとつのシステムと考える事ができます。)



  震災から三ヶ月がすぎました。

低線量とはいえ、残念だけど、日本はこれからしばらくは
放射線(いわゆる放射能)と付き合って
生きていかなければいけない時代に突入してしまったようです。

放射線防護と食品の関係についてはリンゴペクチンがいいとか
経験的に玄米や味噌がいいとか実は色々あるようです。

薬事法の規定に触れるので、生産者や販売者はこのような事を言う事は
本当は出来ませんが、日本がこのような状態になってしまった以上
有用は情報は根拠を明らかにし、もっと公開してもいいのでは?
と思うようになりました。

判断は一人ひとりにゆだねるとして。


基本的には免疫力を高める生活を心がけようと私は思っています。

食品もいいけど一番には

心配に心を奪われないでよく笑うこと。

大きな声じゃ言えないけど、多少不謹慎なくらいでちょうどいい(笑)

例えばこんな動画を見るのもいい♪

"http://www.youtube.com/embed/YQ1xlQMBkpg" frameborder="0" allowfullscreen>

他には五感をよく使うこと。好きな景色を見て、好きな香りや鳥の声を聞く事。
祈る事もかなり免疫力UPに有効だとおもう。
異性によく接するのもいいらしいよ♪

疲れすぎないのも重要。


そして注目した物が拡大するという法則を忘れずにいたいです。

不安と思い、不安な要素を探せばいくらでも見つける事ができます。
また、同時に大丈夫だと思えば安全を確認する要素も
いくらでも見つける事ができるでしょう。

どちらも事実だと思うのです。

盲目的に「信じたいように信じればいい」と
いっているわけではなくて。

「私の心」が「私の現実」を作るので、
まず自分がどのような心でいたいのかは
知っておいたほうがいいと思うのです。

その上で、聞こえてくる情報の根拠を探りましょう。

何とか大学の何とか先生が言っているからとか、
それは情報の「でもと」であっても根拠と言うにはちょっと弱いと思うのです。
データを私はみます。


・・・この数ヶ月ツイッターやブログを私も沢山見ましたが、
非常に多くのものが風聞の域をでず、
いたずらに不安と混乱を広げていたように思います。

そんな状態だから、情報の発信を
自粛していた方も多かったと思います。

今、日本は「危険」でも「安全」でもないと思うのです。

データを見る事で「私がどうするべきか」がわかるだけだと思います。

安全基準を暫定的に設ける事によって、
正確な情報を逆に開示しない政策は
国民の不安を増大させ、いわゆる、
「風評」を広げる事につながったというのは指摘されていいでしょう。

そして、私のような専門家でない一般人は、
「どこそこに○○というデータがあるけど、それによれば私は△△だと思う」
と語るのがいいと思う。

根拠が明らかならばもし間違いでも訂正されるけど、そこが不明確だと
「だって、そうだもん!あんたが知らないんだよ!!」と
つまらない諍いの元になりますし、いつまでたっても
誤った情報が広がったままです。人の心がすさみます。

東北、北関東のみならず、この震災、原発事故によって
本当に日本中の人の心が被災したと思うのです。

「こころ」の復興に向けても
そろそろ瓦礫と化した情報もかたずけていけたらと思います。


あなたもお元気にお過ごし下さいね。









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Last updated  2011.06.17 20:49:48
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