個別銘柄の短期売買の検証
昨年の秋以降、機動部隊による作戦(短期売買)を増やしていることは、何回か書いた通りです。私は短期売買において、主に2つの方式を採っています。・市場全体の相場観に基づき、主に日経225採用銘柄を中心に、 複数銘柄を一斉に買付/売却する。・個別銘柄の状況(決算や月次などの情報や株価推移)に応じて、 その銘柄の売買をする。相場観に基づいた売買については、転換点をうまく当てている割には、利益が少ないことは、以前述べたとおり です。今日は個別銘柄の短期売買について、レビューしてみました。始めに白状しておきますが、短期売買手法は確立されていません。何となく気分でやっているだけです。戦略無き戦闘を繰り返しているといったところです。上達する目的でレビューしており、売買技術は乏しいものとご理解ください。レビューする銘柄は、ポイントです。ブログでも何回かポイントのことを取り上げていますので、私がポイントに興味を持っていることは、お気づきの方は多いと思います。ポイントは2003年~2005年にかけて、アーバンに次ぐ中核銘柄でした。目標価格に到達したため売却しましたが、昨年の秋から短期売買を始めました。現在の位置付けは主力部隊ではなく、短期売買目的の機動部隊です。昨年の秋以降の売買は、以下のようになっています。 株価 売買株数 残株数A. 2007/09/04 5070 +200 200 B. 2007/10/05 4810 +200 400 C. 2007/10/09 5440 -200 200D. 2007/10/26 5990 -200 0E. 2008/02/01 4420 +100 100F. 2008/04/01 4880 -100 0G. 2008/06/19 3670 +200 200H. 2008/06/25 3230 +300 500I. 2008/08/12 3640 -200 300J. 2008/08/14 3210 +250 550K. 2008/09/02 3750 -250 300L. 2008/09/03 3910 -250 50M. 2008/09/16 3670 +270 320N. 2008/10/03 4350 -220 100O. 2008/10/06 4700 -100 0P. 2008/10/10 4110 +200 200Q. 2008/10/15 4890 -200 0R. 2008/10/27 4510 +220 220S. 2008/11/10 5380 -180 40T. 2008/11/19 4930 +140 180U. 2008/11/25 4510 +220 400V. 2008/12/16 5200 -110 290 一見売買は成功しており、相性のいい銘柄だと感じていました。自慢していると思うでしょ。実際は自分の売買技術の未熟さに気付き、少し恥じ入っています。J.2008/08/14 の550株が株数のピークなのですが、もしもそれ以降売買せずにそのまま保持していたら、今日の終値は5140円なので、時価は 2,827,000円となっています。一方J.2008/08/14 以降実際に売買した金額を、売却金額-購入金額 で積算すると、1,372,900円回収しています。(手数料を除く)現在290株保有していますので、時価は 1,490,600円であり、回収金額との合計は 2,863,500円になります。売買せずにただ保持していた場合と、ほとんど変わりません。昨日の株価で計算すると、売買しなかった方が多いくらいです。うまく売買タイミングを捉えることが出来ていると思っていたのに、無駄な売買をしていただけでした。何が悪いんだろう? 建玉数ですかね。これまでは深く考えずに、短期的な転換点だと感じた時に、基本的には100万円弱の単位で売買しているだけでした。T. と V. は、注文の一部だけが約定した結果、予定よりも少なくなっています。E. と F. は、優待権利取り目的で100株だけ買ったものです。どうすべきだったのか、まだ結論は出ていません。大幅に割安な価格帯(ポイントだと4000円以下)では、株数を維持することに注力すべきだったのかもしれません。一旦売却した場合には、底値を待たずに早期に株数を復活させることを優先すべきだと感じています。一応短期売買では、株数を増やす場合と現金を増やす場合 を意識しているのですが、うまく使いこなせていないようです。主力部隊では適正価格の3分の2以下で購入し、適正価格で売却することを基本としているのですが、短期売買を絡める場合には、適正価格の3分の2以下では株数の増加を優先し、3分の2以上適正価格以下では現金の増加を優先するのかな?これは全体相場が上昇トレンドなのかによっても、変わってくるでしょうね。上昇トレンドなら株数優先ですが、そもそも余計な売買はしない方が良いかな。また100万円均一ではなく、売買金額にもメリハリをつけたほうが効率的かもしれません。