夜中の営業
中小企業は夜中まで仕事をしているのはザラである。今週は昼に不在なので夜中の0時にアポを取った。新しいホームページの契約である。見積書をもってお伺いする。私の営業方法は黙ってる。何も話さない。ほとんど何も考えてないから相手の言うのを聞いているだけである。4月にオープンしたページも同様だった。相手の社長が1億円売ると想像を膨らまし、それを「エー」「エー」と聞いているだけだった。今のことろ1件も売れていない。でも別に仲が悪くなることもない。今回もまた社長が夢を膨らました。少しスケールは小さいが、「100万円売ったら30万円儲かる。儲かったら広島のヘルスにいっしょに行こう。可愛い姉ちゃんのいる店を知っている。」他の社員が一斉に私の顔を見る。間を置いて女性社員が「まあ、喜んじゃって!」私は黙ってたがどうも喜んでいる顔してたようだ。ひょっとしたら私は黙っているが顔の表情で営業をしているのかもしれない。私はヘルスに行ったことはないが、潜在的に行きたいと思っているのかもしれない。どう答えていいか分からず、「それ本当ですか?」と言ってしまう情けなさ。「ああ一緒に行こう。100万円売れたときにワシの携帯に電話を入れてくれ。」ん・・また女性社員が「Jさんは純情だから社長からかってはいけませんよ。」何故、この女性社員は私を純情と言うのか。それほど親しくはないはずである。ひょっとして私は純情と思われる営業をしているのかもしれない。何故か悔しくなり「社長、100万円売りますよ。連れて行ってください。」帰って家内に話すと軽蔑された。