肝心要
あと1ヵ月ちょっとすれば中間テスト。特に新中1生にとっては初の定期テストになるわけだがこのテストが持つ意味合いは大きい。1学期の中間テスト・期末テストの得点によって勉強における自分のセルフイメージつまり『自分が考える自分』を決めてしまう傾向がある。満足いく得点を取れば勉強ができる自分と向き合う逆もしかりしかも良い点をとれば,もちろん周囲もそのような目でみる。元来,セルフイメージは自分の体験と他者からの評価が素となり形成される。また良い点を取れば落ちたくないという心理は当然だと考える。勉強ができる自分・勉強ができない自分両者とも自己暗示かもしれぬがこのセルフイメージを払拭するのはなかなか難しい...まだ入学して数ヶ月でさほど差がないにもかかわらず決め付けたセルフイメージは正の方向にも負の方向にも恐ろしい力を引き出す。無論,能力差というものは存在する。それを前提においても自分自身の力に限界を設けるには早すぎるのである。自己暗示が及ぼす力は強烈だ。かの有名なナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』の中にも『自分が考える自分』の捉えかた自己暗示の働きを表現している詩が紹介されている。負けると思ったらあなたは負ける負けてなるものかと思えば負けない勝ちたいと思っても、勝てないのではないかなと思ってしまったら、あなたは勝てない。負けるのじゃないかな、と思ったらあなたはもう負けているというのも,成功は人の考えから始まるからだすべてはあなたの心の状態によって決まるのだ自信がなければあなたは負ける上に登りつめるには高揚した精神が必要だ何かに勝つためには自信が必要だ人生のたたかいに勝つのは、必ずしも最も強くて、最もすばしっこい人ではない最終的に勝利を収めるのは,”私はできる”と思っている人なのだ