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乙一さん作【The Book】を読みました
実は購入したのは昨年でして この作品の舞台はJOJO第4部 ということで どうせなら再度「JOJOの奇妙な冒険」を読み返し、この作品を堪能しようという思いから まずはマンガの1巻から読むことに… 全63巻~長かった この先まだまだ第6部ストーンオーシャン(今ここ)と第7部スティールボールランへと 続くワケですがとりあえず4部さえ読めばヨイかなと 改めて読んだマンガjojo(6部途中まで含む)は、やはり4部が1番私好みですね 【The Book】読後 結論:おもしれ~ッス(最近こればっかり) ワタクシ読書をあまりしないので他の小説とかとの比較が難しいんですけど まず第4部の杜王町を舞台にしているので想像力に乏しい私にも非常にイメージしやすい それに、作者(荒木)にも負けないくらいの、なんというか「JOJO愛」を この乙一さんには感じました 読み終わってから知ったのですが、第4部の小説執筆を自ら懇願したのが5年前 構想・執筆2000日以上で、納得がいかず何度か1から書き直してるそうです おかげで途中収入が途切れ、仕方なく別の仕事をして食いつないだという執念 この本にもその執念が溶け込んでるかのようです 「JOJOを知らない方にも楽しめるように」とのコメントどおり丁寧に書き込まれていますね ただ、JOJOを知らない人はまず読まないでしょうけども、 この本からJOJOに興味を持つ方もいるかもですね JOJO読者に対しては Dioの名言「今まで食べたパンの数を~」みたいな台詞も織り交ぜたりと 読者心をくすぐる要素もちりばめてありマスよ ついでに、漫画の第4部のコトを書かせて頂くと 以前JOJO好きな某塾長との共通意見 このマンガの妙なリアリティ これまた最近知ったのですがやはりその理由はありまして 近年妙にメディアに登場する機会が増えた荒木氏が 某誌で語っていた内容 4部でのテーマは一言で言うと「街を作る」 3部まで続いた神話的な話を日常まで引き降ろし、よりリアリティが欲しかった とのこと。 4部の舞台「杜王町」のモデルは彼の故郷仙台市の近郊の新興住宅で これまた別の某誌で彼が ~キャラが地球の経緯のどこにいて、どの方角を向いているかが重要で~ と語るように、おそらく街の細部に渡るまで脳内に作り上げているのでしょう 杜王町という街が実際にそこに存在している感じ これが彼の求めてるモノらしいです 彼と同じ職業の 岸辺露伴を登場させてるのもリアリティのひとつだとか そしてまたこれも某塾長との共通見解 各キャラの見えてない・見せてない部分が見える感じ これもやはり 裏設定ともいうべき、漫画では描かなかったキャラクターの一面を考えているらしく たとえば吉良吉影にも悲しい過去があり、その父アトムハートファーザーの 死してなお息子を守ろうとする姿勢にもちゃんと理由があるということらしいです ただ少年ジャンプで悲しい悪役は描けないとのことで陽の目を見なかったようですよ む~ん、納得ですね ハナシは随分長くなってしまいましたが 個人的な私の趣味として 映画のアメリカンビューティーのような日常に溶け込んだ異常な感じが そしてそこに長く濃く伸びる影みたいのが凄く好きで チョット意味合いは異なりますが JOJO4部、及びこの【The Book】にもそれは少なからず当てはまるのではないでしょうか 杜王町に漂う空気が好きで、かつ【The Book】を未読の方は是非 The book(ザ・ブック) (注)ここからはある意味ネタバレです そして、【The Book】この本そのものにも大きな意味が この本を広げて手に持ち、読んでるアナタもスタンド使い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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