なんくるないさ～

今日明日とＴＵＴＡＹＡが半額だったので、一気に五本も借りてしまいました。

見るものは大抵ミニシアター系のもの。
ミニシアターの会員になっているけど、最近全然見に行ってない。パンフレットが送られてくるけれどいつも見逃してしまう。そんなものをＤＶＤで借りてみる。

その１本目はタッチオブスパイス。ギリシャで大ヒットした映画です。
実は一回見ているんだけど、もう一回見たくて借りてしまいました。

ストーリーはイスタンブールで生まれ育ったギリシャ人の人の回想録。

私、昔からそうなんだけど、ハリウッドの映画はあまり好きではありません。
英語の映画よりも、他の言語の映画に惹かれます。
これはその１本。

好きなのはいろんな国を旅している気分になれることと、映画を通して様々な国の人の文化がわかるから。とっても新鮮だしおもしろい。一応、大学では国際関係論をやってた影響もあるのかな☆

そういえば人生はじめて出会った外国人は（といってもハーフだけど）小学校２年の時転校してきたスウェーデン人のアスタ。彼女のパパは石油関係の仕事をしていて世界中飛び回っていました。彼女の部屋に行くと、民族衣装をきた世界中のお人形だらけ。イスラム教徒の黒いベールをかぶった人形がとっても印象的でした。そんな幼い頃の経験が今に影響してるのかな？

スパイス屋のおじいさんを持つ主人公が、おじいさんからスパイスを通じていろいろなことを学んでいく。でもある日、ギリシャ人強制退去の通告が・・・おじいさんはイスタンブール、主人公はギリシャへと離ればなれに・・・・大切な初恋の人ともおじいさんとも離れ、大好きな料理も禁止される主人公。そしていつか時はながれ・・・というお話。

料理好きな私にとって、スパイスの効能の話はとっても興味深かった。
あとスパイスは宇宙を表すんだって。例えばコショウ。これは熱い。だから太陽。宇宙（料理）の中心。だからどんな料理でもコショウは必要なんだって。なんか納得してしまった(*^_^*)

スパイス一つ一つは様々な効能があるけれど、それが絶妙に合わさったとき最高の効果が得られる。
人生もそうなのかもしれない。一つかけたら何かが足りなく思う。

でもスパイスってそのさじ具合が難しい。

時には効き過ぎたり、足りなかったり。いい味に仕上げるのには時間がかかる。

時には料理を全部作り直す勇気が必要なのかもしれない。

終わりには何故かほろっときてしまいました。
おもしろいことに、見るその時々で味わい方が違う。

その名の通り、味わい深い映画なのでぜひ見て味わってくださいな。