イロモノデイズ。

あたしが最近大好きな漫画がある。
それはまぁ、オッサンが読む雑誌に掲載されてる漫画なんだけれど。
それもほぼ後ろから２番目。決まった位置に掲載があるンだ。


意外とその雑誌には面白い漫画があって
父が買ってきた後、あたしがこそこそよ読んでいる。


んで、今日もその漫画を読んだわけだけれど、奥が深い。
いつもほんのりあったかい気分になるんだよね、その漫画を読み終えると。


ジョージ秋山　「浮浪雲」


はっきりいって、萌だのイケメンだのヤオイだの言ってる方には向かない漫画だと思う。
登場人物には萌だとかイケメンだとかいないから。
時代は江戸時代なのかな。


はじめはねぇ、やっぱりみてくれ（絵）から入るわけ、あたしも（笑）
だから、とっつきにくい漫画だった。

けれどなんだろうなぁ、最近読んでみるととても面白い。

一話完結なんだけれど、短いストーリーの中に大切なことが書かれてる。
メッセージ性のあるものだけれど、そこまで重くない。
最後は笑って終わるようなストーリー。そこがすごいと思う。


というわけで、父は最後のページにある「風の大地」目的だと思うけれど

（あれのマンガの最後はいつも同じだ。沖田うんちゃら何歳何ヶ月とか・・・）

あたしは「浮浪雲」「玄人のひとりごと」「あじさいの詩」そして「イリヤッド」を読んでる。
あ、あとあれだ。「最強伝説黒沢」（爆）
ちなみにその雑誌には弘兼氏（島耕作シリーズ作家）も連載があるけれど
何度も読むけれどやっぱり「男性向け」専門なんだなぁという感じ。

昔はよー分からんエロがたまにある雑誌としか思ってなくてね。
家にあっても読みもしなかった。
最近になってようやくその雑誌の味がわかってきたらしい。


絵で見せるのではなく、ストーリーと人物像でみせてる感じかな。
絵は第一印象なもんだから、あまり好みじゃない絵は読む気がないけれど。
そこは変わらないンだけれどね。
けれど、最近の漫画ってストーリーとか人物像がどうもぱっとしない。
見てくれに頑張ってるイメージかな。
決してそれは悪くないんだけれど。


にしても、浮浪雲はツボだな。
ええ話。
浮浪雲（主人公）はよく分からない人だけれど、おカメさんはとても魅力的だと思う。
カメ女みたいな人になりたいものです。