今、凄くあたしの過去をめぐる旅がしたい。
ここからなら日帰りで行ける、長野県のとあるとある市。
そこに、あたしの過去がまだ眠ってる。
眠ってる過去を起こしに行くのか、それとも、眠らせたままにするのか分からないけれど
何故かそこに行きたい。行かなきゃいけないような気がしてる。
今のあたしのルーツと、それまでのあたしがそこに眠っています。
今よりもはるかに純粋で一途だったとき。
今は、やっぱりどこかが何かが壊れて狂ってる。
何かが欠けたまま生きているような気がしてならない。
友人の手を借り、眠らせてしまったつもりでいたけれども
いつまでもいつまでも、まるで大切な宝物のようにしまいこんで
いつどこでもふと頭によぎるその名前と、その声。
かすかに残るソレが、あたしの頭にいつまでもノイズのように残ってて。
結局、ソレのせいなのかそうじゃないのか。
どうしてもどうしてもそこに行かなきゃいけない気がする。
そこに行きたい。
あたしの中でキレイな思い出として残ってるソレ。
結局、傷つき、人間不信になり、そして、諦めを覚えさせた全てのことに
まだあたしは決着をつけられていないのかもしれない。
あの雪の日の、あの、夏の日の・・・
一生忘れられない、とあたしは思う。
あのときの笑顔、あのときの空しさと、流れない涙。
ヒノエ ――
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