もうすぐ母親から卒業
皆様こんばんは。先日、朝主人がテレビを見ていたので、何気なく見ました。すると、子どもの頃からよく読んでいた、漫画家の一条ゆかりさんがインタビューに答えておりました。子どもの頃からのトラウマから抜け出すために漫画を描いてきた。6人目か7人目かの子どもだった。どうも母親から、もう生みたくなかったみたいなことを言われた。その上、左利きで、好き嫌いも多かった。物心ついたときからだめだ、だめだといわれ、ことごとく否定された。そのうちに、周りだけじゃなく、自分までもが、自分を嫌いになってきた。それが一番つらかった。何とか自分を好きになりたい、と、母親にあんたを生んでよかったと言わせたい、ということだけの執念で、今まで頑張ってきたそうです。自分を好きになるのは、漫画家として成功して、早くに達成できた。しかし、母親は絶対に、一条さんに、あんたを生んでよかったとはなかなか言わなかった。そんな折、お母様が重い病気になり、彼女はあせっった。このままでは、あんたを生んで良かったといわないままに母親が逝ってしまうと・・・やけくそのように親孝行をしたんですと。死ぬまでに、絶対に私を生んでよかったといわせたいという執念で。ある日、彼女が望んだことを母親ボソッと言った。やっとのことで望みがかなっった。それでやっと、今までの深いトラウマから抜け出せた。以前の漫画は、悲しい結末が多かったけど、今は、ハッピーエンドが書けるようになった。うろ覚えで、細かいところは違っているかもしれませんが、そんな内容でした。長かったよね。子供のことを話していたときは、ズーと涙を流していました。分かりますその思い。自分の歩みにもダブル部分も・・・私も長かったです。めったに、テレビを見ることは無いのに、なぜか見る必要のあるものは見せられます。私もつい最近、気づきました。私を愛して欲しい、つらかった思いを理解して欲しいと、母親に、求めていました。でも、理解するも理解しないも、母親も、同じ事を私に求めていたんですね。あんたを育てるのは大変だった。その苦労を分かって欲しいと・・・私たち二人は、合わせ鏡のように、自分を相手に、映し出していた。相手に与えること無しに、もらうことばかり、望んでいました。それが分かったから、先に気づいた、私のほうから、相手を満たそうとしよう。お互い寂しかったんだね。本当のこというと、明日から、二人で、九州の別府や、湯布院へ、旅行をする予定でした。やっと、お互いを責めずにくつろいでいられるかもと思って。しかし、急に、膝が痛いから旅行は無理と電話が来て,旅行はキャンセルになりました。旅行はだめでしたが、やっと、母親と向き合える気がします。「私は、すべてを受け入れて、自由になることを意図します。」