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カテゴリ:人物
私は小さい頃はぜんそく持ちで、よく小児科にお世話になっていました。そのときに大変感銘を受けたのは、当時担当してくれた高城先生という方です。一度、ぜんそくをこじらせて入院した時に、先生の職業に対する真摯な気持ちを表す場に直面しました。
それは、退院する前日にちょうど、先生と私と母親の3人でエレベーターで一緒の時に、母が「先生大変お世話になりました、少ないですけど」と白い封筒のような物を渡そうとしました。ところが先生は受け取らず、「私は治療代をちゃんと頂いてますから、気になさらないでください」と一言。 当時院内では、治療代以外を患者からもらうことは、当たり前に行われていることでした。しかし、周囲に流されず、高い職業意識を持って仕事に従事している先生の姿は、今の私に大変良い影響を与えています。 その後、先生は病気で足に障害を負ってしまったそうですが、患者からの絶大な信頼もあり、松葉杖をつきながら、診療を続けたそうです。自分の体を休めるのが先決なのに、患者さんの治療を優先させた先生は、最高のお医者さんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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