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カテゴリ:独自取材
小倉北区のカフェ・ダイニングを5店舗ほど渡り歩いて、KENは今、ある気づきに直面している。
それは、後にトヨタ生産方式<カイゼン>であったことが判明するのだが、この言葉を知らずに、日々業務のカイゼンを実行してきた彼は賞賛に値する。 料理を作る一連の作業工程の中に、ムダな動きがないようにするため、道具の配置換え、自らの動作確認など、あらゆる点で効率的な動きを模索する。 私も同じようにキッチン作業から、カイゼンを学んだ。200個の弁当をマニュアル通りやると、2時間かかっていたのに、カイゼンを施すと1.5時間で済んだ。 30分の時間短縮は大きい。タイムを計って仕事をする事に最初はためらったが、やってみると、結果が数字で示されるので、具体的にどこをどう直さなければ、いけないのか意識するようになった。 それまでは、数字で示されないから、言い訳ができるし、何より仕事を感覚でやっていた。 仕事を感覚でやっていると、いつまで経ってもプロフェッショナルになれない。 人に感動を与えられない。人に必要とされない。 KENは今、カクセイを起こしている。カクセイとは、仕事を通して人の役に立とうとする心の変化である。 同世代にカイゼンとカクセイを経験してる人は極めて少ないだろう。 だからこそ、KENにはぜひ、その経験を生かしてほしいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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