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カテゴリ:音楽
花よ 咲き誇り土へと戻り
鳥よ 羽ばたく命ははかなく 風よ 吹き抜けるどこまでもゆける 月よ 月照らす心奥深く根差す これはサビの部分を抜粋したものだけど、このサビの直前の歌詞がこの曲のメッセージを端的に表しているのではないだろうか? 「子を産み育て、木々の木陰に巣をつくり、運ぶ虫を餌に、月が見守るこの大地の中で、ひたむきに生きる毎日の中で、流れる時は緩く、生き方は変わらずに古く、ありのままのこの大地で、また風のままの毎日へ」 行き急ぐ人間の欲情とは対照的に、ありのままの大自然、変わらない生き方をする花や鳥の無常を捉え、人間の欲なんて、月が照らす広大な大地の前ではちっぽけなんだよって教えられてるような気がする。 私見だけど、ケツメイシ自身、この曲を一番愛してると思う。なぜなら、ライブの中で数回バージョンを変えて、歌われているし、何より、感極まって、涙を流しながら歌っていた場面を目にしたからだ。 また、和太鼓とピアノが織り成す絶妙なハーモニー、3人の各音域の声がうまく混ざり、最高のメロディーをかもし出している。伝えたい歌詞に伝えられるメロディーがあれば、人の心を打たないわけにはいかない。 自分の欲に押しつぶされそうになったら、この曲を聴いて、今一度ありのままの 自然な生き方を思い出してはいかがなものだろうか? 人間にとって一番心地の良い生き方とは、欲をコントロール出来ること以外、他にないだろう。 「足るを知る」と言ういい言葉がある。人間の欲望にはきりがない。だから、その欲望を満たすことを考えても意味はない。現在の姿をあるがままに受け入れ、それを素直に感謝する。 実は、ケツメンバーの一人、RYOは薬剤師として、今でも薬局で普通に働いているそうだ。曰く、普通に働ける環境がある喜びを忘れてはならないから これこそ、まさに「足るを知る」だ。私も今ある現状を素直に受け止め、毎日ご飯が食べられることに改めて、感謝したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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