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カテゴリ:自分日記
先日、また、キュイジニエ(料理人)のKENとコストパフォーマンス(割安度高い)のよいドトールで、北九州の飲食事情をおやつにして、コーヒーをすすった。
その時、チラッと話題に出たのが、小さいお店(20坪)で成功したので、すぐに大きな店(40坪以上)にしてしまったため、その経営を逆に苦しめる結果となってしまっているという話。 人間は一度体験したことのない成功に直面すると、おおむね自信過剰になり、身の丈をわきまえない行動に出てしまうもの。そして、冷静な判断を欠いたまま突き進むと、我が身を滅ぼすという平家物語を演じてしまうことになる。 例えば、月売上、700万円の店が倍の1400万に拡大するといった場合、単純に、今と同質の仕事のできる人が2倍働くか、同質の仕事ができる人を倍雇うかである。そして、倍の売上を達成するまでは、いずれか選択したことを必ず継続していく必要がある。 平家物語を演じてしまうお店は、そのプロセス(過程)を想定できていなかったことに大きな原因がある。 よほどの幸運に恵まれない限り、会社の売上を昨対比で200%にするということは、多額の設備投資と人材の確保が絶対的に必要になってくるはずだ。そのことを経営者はしっかり叩き込んでおかなくてはならない。 何より、身の丈を超えた、ビジョン(信念)のない、目先の利益を追求するような経営は、偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ、という結果が待っている。 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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