11/6、ART-SCHOOL、渋谷AXにて。
只今、久々に本格的筋肉痛。モッシュの所為ですよ。あと、客ダイヴで頭を不意にガッと掴まれた為の首痛。もう書いちゃったから仕方ない(笑)最初は苦言を呈します。ファンサイト探したけど見付からず、公式ではチェックに引っ掛かるかもしれないので。ファンのマナーが悪いと思いました。私は初参戦だったのだけど、アートファンて「熱狂的」とは聞いていた。事実、泣きじゃくる女子や雄叫びを上げる男性に少し驚いた。でも、それは別にアリだと思う。てゆーか、男ファンが意外と多くて。男女半々くらい?何が困るって、背が高い人の後ろになっちゃうと見えない(笑)あと、力で敵わない。「どいてよっ」って押してもビクともしない。「どいてよ」と押す自分もどうかと思うけど、ほら、割り込まれた時とか。スタンディグだと、開演してアーティストが出てくると「わ~っ」って人波がなる。その時、女性なら「割り込まないで!1時間もココ取ってたんだから」って防御できる。けど、男性の力には敵いません。お陰で昨日は、会場の中央を仕切る柵にまず押し付けられ(これはまぁ仕方ない)、AXは前5列位の後ろにまた柵があるのですが、本来縦に5人で丁度良いスペースに8人くらい入る羽目になった為、前後にも動けない。く、空気が吸えない~。内臓破裂しそう~。私の後ろに居た人が、耐えられずに居なくなった。スペースが少し広がってホッとしたのも束の間、今度は私が後ろの柵に押し付けらる番だった。ビコーズ、誰かが前方で割り込んだ為。そしてそれを阻止しないのは、前のバカップル。つまり私は2、3曲目にして左腹をパイプに、胸を前の背の高いバカップル男に、背中の真ん中をまたまたパイプに押し付けられ、右から抜けたくてもそこには頑として動かない(動けない?)男性。「苦しい!」とか厭味ったらしく言ってるのに。まぁ、周りみんな似た状況だったのかも。それでもその後2曲くらいは聴けたが、余りの苦しさに吐き気を催してきた。やばい。本気でやばい。ごめん、リッキー(←誰かは過去日記参照)。この会場には居たくない。出てやる、抜け出てやる。と、MCに入った時を見計らって「すみません。通して下さい!」と前と右の男性に向かって言った。…がびーん。シカト。何それ。マジ内臓壊れるって。と泣きそうになっていたら、後ろからパイプ越しに肩を叩かれた。泣きそうな顔のまま振り返ったら、女の人が「こっちから来な」という風に手招き。そっちだって苦しいだろうに少しスペースを空けてくれた。ありがたい。パイプをくぐって奇異な目で見られつつ、できるだけ後ろに下が…ろうとしたらもう動けなくなった。パイプから2列離れたのみ。パイプに接してないだけラッキー。でもこの吐き気、どうしてくれよう。しかし、体力がないのは私だけではなかった。何を隠そう、木下君(=リッキー)もスーパー体力無しっ子だ。水などゆっくり飲んだ後、静か目の曲が始まる。腹の圧迫痛と闘いながら聴いて。痛みはやがて引いて。吐き気もやがて引いて。さっきのバカップル男の頭が非常に邪魔だけれど、リッキーさえ見れれば良い事にして。(いや、それでも邪魔だけど)なんとなく落ち着いて楽しくなって来た所で激しい曲。周り、スゲータテノリ。あの、あのぅ、後ろの方は男性ですか?腰っつうか臀部っつうかに、硬いモノが当たるんですけど。何故。何故にアートスクール(全員男)を見てそこまで。人体の不思議。きっと彼も「前に女がいてキマリ悪い」と思っているかもしれない。寧ろ割り込ませて頂いたのは私だし、今迄押さないでいてくれたのだから、エロスくらい大目にみますよ。満員電車なら痴漢だ。満員エレベーターならセクハラだ。とか思いつつ。…ひとしきり文句を述べた所で、良い話にしましょう。木下君とギターの戸高君が、2人でアコギをやってくれました。緊張するとか言っていただけあって、素人目にも難しそうな曲達。でも戸高君は凄く巧いし、リッキーは凄く優しい。ちょっと涙ぐんだ。序盤のMCの時、木下君は満員の会場を見渡して「俺たちを見に来てくれたんだね…」と言いました。私は「そうだよ」と叫びました。サビ合唱とかアリな雰囲気なので、「Hello, my name is monster」とボーダーだと医者にハッキリ言われたばかりの私は大声で歌いました。(勿論周りの野太い声にかき消された・笑)この日はツアー最終日(←音楽チャンネルで生中継☆)な上、ツアー中風邪をひいたらしいリッキーは高音が殆ど出てませんでした。でも腰に手を当て必死に唄っていました。きっとパフォーマンスする方が、聴く方より何倍もしんどいだろう、それを忘れるかのように、戸高君と向き合って狂ったようにギターを弾いて。ダンスで「ドルフィン」という技(?)があるのだけど、そんな感じで体を動かしていて。そんな人、初めて見た。というか、入院中に暇で雑誌を隅々まで読んで興味を持った、そしてCDを聴いて好きになった、そんな人達が、いつも写真でしか見ていなかった人達が、目の前にいる。目の前で演奏している。何度も聴いたあの曲達を。と、スネオではライブに行きすぎてマヒしてしまったアノ感動が再び。アンコールは2回。「最後の曲です」に「えー」という客。最初と比べ明らかにゲッソリしてるリッキーに向かって「えー」はナシだろう。「いい加減、帰らせて」とか言ってる、素に近い、教祖様(この表現怖いな)「今日は本当にありがとう」ボソッというから、「愛してる!」叫んでしまった。男ファンがすかさず拾って「よっ、色男」。他のファンも口々に思いの丈を。そうよ、アートファンって全然言葉を掛けないのだもの。掛け過ぎるのもうざいけど、「~ですか?」って訊いてくれてるのに「オォー」はないだろう。。。せめて「イエイ」だろう。。。あとね、ダイヴ禁止じゃないみたいだから良いけど、気持ちは解るけど、ヒトの頭をいきなり後ろからガッと掴むのはやめてくれ。いや、そういうノリって知らなかった私も悪いけど。そんなにアゲアゲな曲じゃない時にやられるとビックリします。寧ろ、禁止にしてくれよ、AX…。スネオヘアーのサイトでは昔、BBSでマナーについて議論されていて、それは初めて「ライヴ」行きますっていう人達と、ロック野郎(いい意味で)の差が大きかったからなのだけど、けっこう良い事だったと思う。その後くだらない議論が始まりBBSは消えたけれど。アートスクールには折角BBSがあるのだから、スタッフがチェック入れてから載せる、じゃなくて変なのは後で削除する方式にして、もっと議論しやすくした方がいいと思う。そうしないと、誉めて終わっちゃう。でもまぁ昨日までは「ライヴ行ったらアート熱冷めそう」と思っていたけれど、逆でした。CDの練られた音も素敵だけど、リッキーにもっと会いたい。超顔小さいよ。暑いのにTシャツの上にカーディガン着続ける(←透け防止と思われる)美意識の持ち主だよ。もやしっ子なのに気力だけで33曲かけ抜けるよ。噂と違ってけっこう客に話しかけてくれるよ。皆なぜかロクに応えないから、そうならば私がこれから応えるよ。一人でも。いいよね…?最後に4人で手を繋いで、おじぎしてくれた。ツアー相当頑張ったんだなぁ、って思った。休んだらまた、行けないけどリッキーだけが出るライヴとか年越しとかある。応援するぜっ。