共感能力とコミニュケーションの現実について
先日、掲示板に精神科医でバッチフラワーレメディーをお使いになる岩井先生のお話しを書きました。その中で、「目覚めている事(Awareness)」「無批判(non-judgement)」「共感(Sympathy)」という3つをセラピストの資質としてあげたのですが、この3つは私のNLP(神経言語プログラミング)の師であるスイル先生が、クラスの最初に教えてくれる『状態』です。この状態にとどまりながら、クライアントさんとのコミニュケーションをとることが、プロのコミニュケ-ターであるためにはぜひ必要だと、私は理解しています。この文脈だと、岩井先生が「自分の事は分かるが、関係性となると理解のレベルはやや低下し、相手の事はわからないものです」と言われた事と、特に「共感」について矛盾が生じるようにも思われます。けれども、「共感できる状態」というのは誰にでも達成できる、現実的な「状態」です。確かに普通では、「自分の事は分かるが、相手の事は分かりにくい」はずです。だからこそ、プロのコミニュケーターであろうとした場合、「共感出来る状態」に自分を変容させる事が必要になるのだと理解できます。現代広く考えられているよりも、人間のコミニュケーション能力の幅は広く、また深いものがあります。だれでも、その能力を使って生きているのですが、意識的なレベルでそれを自覚しているか、していないかが、人により大きく違います。そして、人間どうしを含む、自分と世界のコミニュケーションを、よりリアルタイムで自覚して生きる事は、訓練によって可能になるのです。