『感情とのコミュニケーションとインナーチャイルドの癒し』バッチフラワーシンポジウムにむけて。
翻訳書を含む数冊の書籍が既に日本国内で出版されている事もあり、2007年11月に初来日したイハレアカラ・ヒューレン博士が教えておられる、セルフアイデンティティホ・オポノポノという癒しの方法を知っている人も、今日ではかなり増えています。けれども、ホ・オポノポノは、その技法があまりにもシンプルである事と、その技法を常に実践するためには、求められている意識の変革が過激と言えるほど大きなものであるために、その真価を体験出来る人はまだ少ないのが現状のようです。私自身は1996年にバッチフラワーレメディを使うための訓練を英国のバッチセンターで受けて以来一貫して、このレメディを臨床の場で患者さんの改善のために用い、同時に自分自身の心の苦しみを克服するために、常に並行して自分用のレメディを作成しては服用し続けて来ました。そのようにして体験した「患者さんの回復を促進するためにレメディを選択してきた体験」と「自分自身がレメディを服用する事により体験した回復」があったお陰で、ジョー・ヴィターレ氏がインターネットを通じて世界に発信したホ・オポノポノの話に出会った時に、その奇跡的な回復の物語を真実だと直感する事が出来ました。また、私は、バッチフラワーレメディを臨床で用い始めたのとほぼ同じ時期にNLP(神経言語プログラミング)をカリフォルニアから来日したアンナ・スウィル・ジャフィー師から学び、1998年にNLPのマスタープラクティショナーになりました。そのNLPトレーニングの中で、自分の内部と外部の阻害的要因を消し去り、周囲の人々と調和的な行為を行う準備として、未来に向けてのイメージトレーニングを行うタイムラインという技法を学びました。その訓練の中では、直面している問題についての「最善の解決策」を得るために、思考力を用いるのではなく、自分自身の内部の「知恵のある部分」と対話を交わし、さらに、自分自身を構成しているその他のすべての部分からの不協和音、反対意見などがないか、また、その計画を実行に移したときに、自分を取り巻く環境や人間関係に問題が生じることがないかなどを「環境調整」という方法で確認する事が出来るという事も学びました。私たちは日々の生活の中で、常に自分の内側と外側から、不協和音としての、あるいは反対意見としての「感情」を体験しています。これらの感情を癒すためにバッチフラワーレメディを選ぶというプロセスは、言い換えるなら、目に見えず、それまで無視され、抑圧されてきた、自分の隠されてきた感情と向き合う作業であるとも言えます。この感情に向き合う作業が、実はホ・オポノポノで言うところのインナーチャイルド(ウニヒピリ)との対話であり、自分の内側と外側を統合し、真のインスピレーションを得るための最善の方法の一つでもあるということをこんどの10月のバッチフラワーシンポジウムでは、私に出来る範囲で皆さんにご説明したいと考えています。私の日記を読んで下さっている皆さんにお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございます。Peace of I石川眞樹夫