神の劇場(ガンガジ著「ポケットの中のダイヤモンド」より)
あなたは存在そのものです。存在とは、生き生きとした、自分自身を愛する意識のことです。あなた、私、状況、感情、良い出来事、悪い出来事といった、登場人物が登場する劇場、それは神の劇場です。それは、避けるのではなく、楽しむためにあります。ともに興奮し、ともに泣き、けれども同時に、「ああ、これはお芝居だ、これは演劇だ ! 」と気づき、それによって自分の本当の姿を知るためにあるのです。意識(consciousness)であるあなたは、役者が芝居を演じる舞台であり、人生が上映されるスクリーンであり、役者一人一人を動かす生命力でもあります。あなたが自分を誰だと思っていようと、自分がどんな役を演じていると思っていようと、あなたという存在の真実はその役より奥深く、その役よりもさらに近い所にあり、しかも、その役を超越しています。いつの日にかこうなる、というあなたではなく、今、この瞬間の、そしてずっと前からそうだったあなたの姿です。