石ころ館雑記帳

鉄の展示会に出かけました。

東京大学総合研究博物館にて、
「137億年の宇宙誌」という、鉄のお話です。

パンフレットより引用：

私たちは、鉄がなければ生きてゆけない。たとえば呼吸で得た酸素を全身に運び
エネルギーへ変換するのに、私たちは鉄を利用している。
驚くべき事に、これは私たちに限った話ではない。地球上のほとんどの生命体が、鉄を利用して生命を維持しているのだ。

また、生命にとって危険な宇宙放射線が地表に届かないのも、鉄のおかげだ。
地球中心部に存在する鉄が強大な磁場を作り出し、私たちが住む地球表面を生命に安全な環境へと変えているのだ。



と、まあ、
鉄は鉱物、金属というイメージが強いかもしれませんが
実は私たちの命であり、
はたまた、宇宙で鉄がたどってきた歴史など
とっても壮大なお話でした。

目玉は世界最高純度の鉄のかたまり。


ぴかぴかの銀色でした。

私たちの知っている鉄とは違う、本当の鉄。
ここまで純度が上がると、その本当の性質が見えてくるそうです。

鉄はさびないし、柔らかいものだそうです。

そして、鉄の超電導物質と
世界最大級の鉄鉱石コレクション。
パイライトあり、ヘマタイトあり。

宇宙に散らばった鉄が、どのように
私たちが使える資源として凝集したのか、とか
その道筋を見ると、
目の前にある鉄の釘一本が、ものすごい神秘の塊に見えます。

面白いですね。

これから、未来への技術への応用も期待されているそうです。


けっこう、見学者、大勢来ていました。





魔女のスープ？？？効きそう。。。