モーツァルトのレクイエム。
名古屋のしらかわホールで、コンサートがありました。昨年は、モーツァルトの生誕250周年でした。ディヴェルティメント、セレナード第6番、そしてレクイエム!レクイエムは、生で聴くのは初めてでした。50名を超える混声合唱と4人のソリスト。迫力のある、素晴らしい演奏に感動しました!レクイエムは、モーツァルトの遺作です。明るく軽いモーツァルトの作品の中で、唯一暗い曲。でも、その内容は、ハリーポッターのように激しくドラマチックです。死への恐怖。救済をひたすら求める人間の弱さ。それは、モーツァルト自身の心中だったのか?それともモーツァルトを取り巻く人々の心だったのか?途中で絶筆となったので、真意は謎のままです。自分を信じて一生懸命に生きれば、死を怖がることはありません。死を恐れるのは、悪人のみ!そういう世の中にしていきたいものです。ベートーベンの音楽には、苦悩を突き抜けた歓喜の世界があります。運命とか第9とか・・・。僕には、ふたりの大作曲家が、とても対照的に感じられます。