ローマングラスの秘密。
古代ローマ以下、ネットからの引用です。古代ガラスの銀化 銀化とはガラスが何百年もの間、土中に埋まっていることにより起きる一種の風化現象をいいます。ガラスのアルカリ成分が土中に溶け出すことによってガラスの表面に無数の微小なクレーター状の穴ができ、その穴に光が乱反射することによって虹色の輝きを帯びるのです。 この銀化という現象は人工的に作り出すことはできません。ガラスの成分や環境、時間など様々な要素が偶然にうまく整わない限り、起こりえない奇跡といえるでしょう。長い長い時の作り出した美がここにあります。当てる光の種類(太陽光・蛍光灯・白熱灯)によって、色は違って見えますし、見る角度を変えますと様々な色を発見することができます。 真性の銀化現象の見分け方として、ガラスの表面に水をつけて確かめる方法があります。銀化はガラスの表面の着色・変色現象ではなく、その表面の微小なクレーター状のに光が乱反射して、色が変わって見えているだけですので、表面に水をつけてやると光の乱反射が押さえられガラス本来の地肌の色が現れてきます。その際、強い土臭がするのも特徴です。そして表面の水気がなくなるのと平行して、消えていた銀化の輝きが再度じわっと現れてきます。それが通常の銀化現象の確認の方法です。ガラスの表面に別の鉱物が生成されたものかと思っていました。この説明を読んで、そうではなくて、ガラス表面に出来た微少な穴によって、この輝きが出来ているのだと分かって、感動を覚えました。なんという自然の妙でしょうか!さっそく、自分のローマングラスを手に取り、水をつけてみました。すると、説明通りに乱反射が消えていき、ガラスの地色となりました。またまた、大感動!!数百年以上の長い時をかけて出来る自然の芸術品だと感嘆しました。