伊藤若冲の蛙を模した翡翠のカービング。
何年か前、大阪のミネラルショーで見つけた石です。一目見て、伊藤若冲だ!と直感しました。同じデザインの蛙をあちこちの業者に売り歩いていた人がいたようです。で、ミネラルショーの会場を歩き回ると、3つ見つけましたが、価格を聞くと意外と翡翠のこの石が1番安かったです。まぁ、翡翠の業者の人とも付き合いが長かったせいもあって、購入した金額でいいよと言ってくれたので。ほかの石で作った同様の蛙は、業者のマージンが加算されていたと思われ、価格に見合わないと思い、見送りました。その後は、東京、大阪、名古屋のミネラルショーで、見かけることはありません。ちなみに、伊藤若冲の蛙は、これです。ものすごい写実の絵を描く伊藤若冲にしてはユーモラスな作品です。菜虫譜(さいちゅうふ)という作品の部分です。好きな絵のひとつです。