モアッサナイト
屈折率 : 2.65-2.69
光の分散度(ファイア): 0.104
モース硬度 : 9.25
比重 : 3.21
ダイヤモンド
屈折率 : 2.42
光の分散度(ファイア): 0.044
モース硬度 : 10
比重 : 3.52
屈折率が高いと光が反射される領域が広くなります。
その結果、虹色の光が強くなります。
光の分散度とは、青色と赤色の屈折率の差のことです。
その差が大きいことで、プリズムの様に色が大きく分散するので、
赤、青、黄、緑などが分離します。
その虹色の輝きのことをファイアと呼んでいるのだと自分なりに解釈しています。
光の分散度が、2.36倍モアッサナイトがダイヤモンドより大きいです。
これが、ダイヤモンドの2.5倍も光り輝くといわれる所以ですね。
元々は、アメリカのアリゾナ州に落下した隕石のかけらとして発見された鉱物です。
発見者がフランスのヘンリー・モアサンという科学者だったので、
自分の名前を付けてモアッサナイト(モアサン石)としました。
モアサナイトとも呼ばれますが、モアッサナイトの方がカッコいいネーミングに感じます。
水晶の素となるケイ素とダイヤモンドの素になる炭素でできた、炭化ケイ素(SiC)です。
SiCといえば、カーボランダムもSiCだったですね。
まぁ、炭も炭素だし。
同じ元素でも宝石になったり、ならなかったり。
自然は面白いです。
天然のモアッサナイトは、超貴重石であるため、まず、お目にかかれないと思います。
しかし、人類は合成モアッサナイトを創り出しました。
しかも価格がダイヤの1/1000くらい!
石好きとしては、ちょっと憧れてしまいます。
で、ついにゲットしました。
嬉しさが止まりません。(笑)