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2007.01.06
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カテゴリ:世界
ワシントンD.C.では桜が開花したそうだ。シカゴも雪が降らず外気温は5日現在10度Cで、スケート場はべちゃべちゃ。太平洋の中央部に発生したエルニーニュ現象のためだろうと今朝のabcニュースは伝えている。わが山もようやく雪が降ったが、朝方にはもう霙に変わってしまった。それでもとりあえずは寒の入りらしい空模様で、太陽は厚い雲に隠され兄が妹を殺害し遺体をバラバラにするという凄惨な事件のながれるこのニッポンの世間はなんとなく新年というよりは世紀末っぽく、われら民衆の放り込まれた竈の中の湯の温度は、「格差」や「いじめ」、「下流」に「戦争」などの具とともにじわりぐらぐらと煮えはじめて、ただいま50度くらいにはなっているだろう。チョッと熱いが精神を鍛えなおすのには却っていいかもしれぬ。温度といえば、寒がりの猫どもが勝手に上がりこみソファのうえの仮眠用羽毛蒲団のなかに四匹が固まる。年末からこっち自らの小説書きと頼まれた原稿書きと二本を交互に睨みながめつつ、ショパンマーラーベートーヴェンでアドレナリンの分泌を亢進させ、ただ時ばかりが虚しく流れて、タバコと珈琲とストーブのオレンジ色のほてりと澱みが低い天井をいっそう低く見せて、いったい世間で何が起きているのかもさっぱり知らず解からずに壁に貼り付けた暦がまだ2006年のままであることにいまさきほど気がつく始末。双子山そびえる芦の湯の紀伊国屋&松坂屋温泉がなつかしいあの箱根駅伝も視聴せず、埃といっしょに年を越してしまった。さきほど大量の古新聞の山を整理し始めて、4日の古新聞スポーツ欄に「今井に金栗杯」の記事をみつけてようやくに順天堂大の今井君が標高差380メートルの5区をことしもまた超人ぶりで走りぬけたことを知る。犠牲祭のはじまる夜明けに処刑されたイラクのサダム・フセイン大統領は何作か小説を書いていて、確かそのひとつは昨年春ごろだったか日本語に翻訳されたものが店頭に並んだ。ここに以前書いたとおもうが、彼は米軍に穴に隠れているところを発見されたとき、ドストエフスキーの『罪と罰』を所持していたという報道があって、たしかに独裁者である一方、彼は文学青年だった。熱い心の持ち主で、アラブの大義に殉じたということになるだろうか。かつてロレンスが英国諜報部員としてシナイ半島の砂漠をアラブの部族長らと疾走し、英国政府の裏切りに気づいて自らの不徳に嘆き、オートバイ事故で死亡した。あの事故だってダイアナや彼女の恋人の軍人の事故、モナコ王妃グレースケリーの事故もいずれも単なる事故であるはずはない。歴史は物語を創作し、つくられた嘘の歴史が世界史なるものを構成する。脚本家やプロジューサー、ディレクターの闇の奥の光る目はあいかわらずで、2007年の現在も大舞台のカーテンの陰からじっと見つめているのだろう、などと冷凍庫の霜のぶあつい奥にあるブラックチョコレートの食べ残したかけらを取り出して齧りながらふとおもう、そんな朝であった。改めて暦を見ればきょうはシュリーマンとジャンヌダルクの生まれた日らしい。いつの間にか外は雨に変わっている。





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Last updated  2007.01.06 11:36:43
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