生きていた(^_^;) 5年ぶりに日記を書く。大病もせずまんまと2012年の大台もくぐって「復活」した。空白の期間は何をしていたか。いろいろと続編のことなどもアレコレと取り沙汰しつつ世知辛いシャバを観察していた。この5年でネットを巡る環境は大きく拡大した。何よりも311が有った。あの911をきっかけに書きはじめたこのブログだったが、放置しているうちに「時」は勝手に疾走し、そしてあの東日本大震災が、そして福島第一原子力発電所の大爆発がこの国を襲った。政権もまた変わった。2009年8月の総選挙で鳩山民主党が大勝し、鳩山政権が誕生した。しかし新政権は守旧派のメディアと官僚たちと、何よりも米国という背後の力によって発足から翻弄され、ついには小沢一郎という稀にみる傑出した政治家を無実の罪名で圧殺し、戦後はじめてといっていい本格的な民衆の選択による政権交代は、一敗地にまみれ、昨年12月16日の総選挙で政権は罵声と怒号の中、恥辱にまみれて息絶えた。これらの経緯と問題点についてはいずれ稿を改めて検証するつもりだが、恰も土葬の鎮魂の沈黙の巡回のごとくに、きな臭さ漂う世界情勢のなかにほとんどファシズムといっていい、奇妙な古顔の政権が、民衆を置いてけぼりにしてこの311後の北半球の、北東アジアの、その一角の、震えるような獣たちの嬌声までも響いてきそうな、放射能と底なしのデフレの島に、屹立している。
この政治状況こそが、じつに「ナイチンゲール・カンパニー」の予知した世界だった。そして、「なぜもどったか?」と問われれば、そのことの傍証を記すために戻ってきた。
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