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2008年12月05日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 

 私は元来、決して気の長い方ではないのですが、

 こと、書籍やコミックに関してだけは、異常に気が長くなります。

 

 結婚して間もない頃、まだ勤めにも出ていなかった’89年の冬だったと思います。

 何故その歳になって手にしたのか覚えていませんが、一冊の少女小説の虜になりました。

 集英社のコバルト文庫。 これは間違いなく女学生が好んで読む小説シリーズです。

 著者は若木未生。 「ハイスクール・オーラバスター」シリーズの第一巻目でした。

 シリーズ名からしてハイスクールと書かれた小説に、24、5歳の私が惚れ込んだのです。

 

 それから、新刊が出る度、または2、3冊まとめて購入していました。

 著者は他の数シリーズも抱える人で、発刊のスピードはとても早いとは言えない物でした。

 最新作が発売されたのは’04年の夏頃。 その時点で本線は24巻の刊行でした。

 それ以降、そのシリーズが出る事はありませんでした。(番外編が他社から1冊出版)

 どうやら著者及び読者の年齢が上がってきて、出版社の意向にそぐわなくなったようです。

 それも当然か。ここで、中途半端で終わってしまうのだろう。それもまた仕方がない。

 そう諦めていた所へ、それもまた偶然に、著者のブログサイトにぶち当たったのでした。

 

 思えば何故ネット検索してみなかったのでしょう?

 そのブログは、当然ながら情報の宝庫でした。 公式メルマガを配信してる事も知りました。

 そしてバックナンバーの中に、’07年末のコミケ(コミックマーケット)に参加した事、

 その時に、書き下ろしの新刊「ハイスクール・オーラバスター0708」を出した事、

 その作品が’04年の最新刊および次作にリンクした番外編である事を知ったのです。

 

 今まで忘れていたようで、ずっと心の奥底で待ち望んでいた願望が一気に吹き出しました。

 今でもON LINEで購入できる事を知り、私は初めて「同人誌」という物を手にしました。

 形は違えど、そこには今まで私が惚れ込んだ世界が有りました。

 嬉しかったです。本当に心から待ち望んでいたのだと思い知らされました。

 そして、今後も出版社を変え、商業誌の新刊としてシリーズを続ける事を知りました。

 

 「いい歳をして。」と、言われる方はそれで結構です。

 著者に「最後まで書きたい!」という情熱がある限り、私は幾つになっても読み続けます。

 それが、ここまで私を楽しませてくれた作品への御礼ですから。






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最終更新日  2008年12月05日 18時11分01秒
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