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今回のアマゾンの朝食にも出てきたタピオカ粉をフライパンで溶けるチーズとクレープのように焼いたものは、私の大好物。以前、イグアスの滝を見に行った際にホテルの朝食の定番で、オムレツを作ってもらうときのように刻んだ野菜などの材料を選んで焼いてもらえる。タピオカの白い粉のままなので、サクサクとしつつもちょっとねっとりした食感もあり、半分に折られているので、白いお好み焼きのよう。私は気に入って、地元のスーパーに寄ってもらってタピオカの粉を購入。あまりたくさん購入しすぎると、危ない白い粉の運び人だと勘違いされてカバンを開けられるので、気をつけくださいと現地のガイドに注意をされる。日本で購入するタピオカの粉はサラサラとしすぎていて、現地で食べたようなザラリとした食感に仕上がらない。雑な製法で作られたタピオカの粉の方が良いのか、それとも日本で売られているものとは、また種類が違うのか、スペイン語が読めない私にはわからなかった。
ペルー料理は世界のベスト50にも選ばれているレストラン(セントラルやガストン)があるくらいで、今、話題の料理。セビーチェと呼ばれる、新鮮な魚介とトマトや玉ねぎなどの野菜を酢などであえた酸っぱい前菜が有名。白身魚を使うのが一般的で、今回の旅では、クルーズしていたアマゾン川のパイチェが使われていました。パイチェは別名、ピラルクー、2メートル以上にもなる大きな魚。ネイチャーものが好きならば一度は、ドキュメンタリー番組でも見たことがあるであろう200キロもある鱗が大きな魚である。見た目と違ってとても上品な白身魚の味わい。今回は私にとって旅の目玉である念願だったアマゾン川でのピラニア釣りをした。ピラニアに食べられるか、ピラニアを食べるか。ガイドさんは、川に落ちたら生きて上がって来られないよ、と真面目な顔で言う。笑って聞いていたが、釣ったピラニアの歯は思っていた以上に鋭く、食い付きも日本の魚とは違う感じがする(釣りは趣味ではないので、実際には日本の魚とは比べられないが)。その後、実際に針からピラニアを外そうとしたボートの運転士が指を噛まれてしばらく血が止まらないという事態にも発展した。アマゾンで育ったガイドは、僕の指はピラニア、キャットフィッシュ、ナマズ・・・など3本の指は魚に傷つけられているんだ、と指の傷跡を見せてくれる。私が4本目は奥さんですか?と聞くと、爆笑してくれた。
アマゾンには白っぽい高い木がよく生えており、それは薬の木なんだとガイドは言う。村には森のことに詳しい長老が居て、全ての病は森のからの恵みで治すことができるそう。世界的な薬のメーカーも新たな新薬を求めてアマゾンにやってきていた時期もあるというが、安価な薬は世の中にすでにたくさんあり、製品化するまでに価格との折り合いも付かないようで、今は来なくなってしまったとガイドは言う。きっとアマゾンには私たちがまだ見知らぬだけで、病を癒してくれる知恵や宝がたくさん眠っているのだろう。現地でアヤスカと呼ばれている、木を細かくしたものを度数の高い酒に浸けたものは、身体の免疫機能を整えてくれると言う。年に一回は整えるために飲みますとガイドは言う。それと同じ物だという「マチン」という緑色のラベルで商品化もされて売られているお酒もあり、バイアグラの効果もあるとのこと。今回、アクア・ネラという船で私は5日間のアマゾン川ツアーに私は参加したのだが、最後のクルーズでこのマチンを使ったカクテルが振舞われた。5杯も飲んだよ!と言っていた年配の参加者の男性がいたが、彼はそのマチンのお酒の効果は知らない。彼がその夜、きちんと眠れたかは謎である。
今回の旅で、私はアマゾンの「マサト」を好きになった。ユカという植物で作られたものしかまだ味わっていないので、次回はPijuayoで作られた「マサト」とぜひい、飲み比べをしてみたい。
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最終更新日
2024年06月29日 21時40分09秒
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