|
テーマ:気になったニュース(30969)
カテゴリ:カテゴリ未分類
<ミトコンドリア>父性は細胞内自食で分解 母性遺伝解明 以下、毎日新聞 10月14日(金)10時41分配信より引用抜粋~ 細胞内でエネルギーを作り出すミトコンドリアの遺伝子が母親だけから子に 受け継がれるのは、精子由来の父性ミトコンドリアが「オートファジー(自食作用)」 と呼ぶ現象によって細胞内で分解されるためだとする研究結果を 群馬大の佐藤健教授と妻の美由紀助教(ともに細胞生物学)夫妻がまとめ、 14日、米科学誌「サイエンス」(電子版)に発表した。 人類の進化に関する学説として、ミトコンドリア遺伝子から祖先をたどると 数十万年前のアフリカの女性に行き着くという 「ミトコンドリア・イブ説」が知られている。 しかし、ミトコンドリアの母性遺伝の仕組みは解明されていなかった。 佐藤教授によると、実験には、土の中に生息する 体長約1ミリの透明な生物「線虫」を使った。 細胞機能がヒトと同じためで、正常な線虫の受精卵と、遺伝子操作で オートファジー機能を持たないようにした線虫(欠損線虫)の受精卵を比べた。 その結果、欠損線虫からは父性ミトコンドリアが検出された。 オートファジーは、細胞が飢餓状態になった時に 細胞内の一部を分解して栄養源にする機能を持つ。 佐藤教授らは、正常な受精卵ではオートファジーによって 父性ミトコンドリアが「食われて除去された」と結論づけた。 ただ、なぜ除去されるのか、理由は分かっていない。 佐藤教授は「父性ミトコンドリアは受精に至る過程で多くのエネルギーを 使い疲弊している。そうした遺伝子を次世代につなげないように 除去している可能性が考えられる」と話している。【鳥井真平】 ~以上、毎日新聞 10月14日(金)10時41分配信より引用抜粋 この記事は印象に残った。 感じ方はそれぞれであるけど、生き残るための遺伝の仕組みとして感心した。 人間は男性の持つX染色体が修復できず遺伝して、 将来は男は生まれなくなると以前TVで見た。 人もいつしか女性だけで子孫を残すことになると。 もしかしたら、人のX染色体も養分になる日が来るのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 19, 2011 06:13:35 PM
コメント(0) | コメントを書く |