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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:友人
高校時代の友人と、飲んだ。 同窓会を4年に1回してる。オリンピックの年なので、3年ぶりの再会だ。来年がその年だけど、担任の先生が、一昨年亡くなったので、来年は恐らく追悼会になるだろう。 僕がこれまで何度もうつになり、休職したことを知らない。でも今回は彼に話す気で居酒屋に行った。 「半年ダウンしてて休職してるねん」 「なに?うそやろ。お前が?でも分かるんや、うつのこと。実はなうちの次男がそうやねん。」 次男は東京の大学時代に1年間カナダに留学し将来はホテルマンを目指していたらしい。でも3年の頃、うつ状態になり、引きこもり。親としては心配で下宿まで行き、話し合いをしたらしい。 もう仕送りも出来ない。自分で働いて大学だけは出てくれ、と。友人の家業は急須などの陶磁器を作ってるのだが、中国の安物が入ってきたりで大変らしい。 東京の公園で、二人で泣きながら話したらしい。 その後の、次男から親父へのメールを見せてくれた。 親父を思う息子の優しさ、自分のことを思い、愛してるからこその親父の厳しい言葉。そして自分の為に泣いてくれた親父への言葉を読んでるうちに、こみ上げてきて嗚咽を抑えられなかった。 居酒屋で、おっさん二人が泣いてる姿は、みっともいい姿じゃないけど、僕は嬉しかった。うつ経験者であることを、話して良かったと心底思った。 次男は今年3月ようやく卒業し、東京で働いてるらしい。自立して。 友はいい。すべてをさらけ出せる友を持てた事に、感謝した日だった。
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