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■マイケル・バー=ゾウハー、アイタン・ハーバー共著 ■早川書房
先月15日、映画「ミュンヘン」についてコメントしたのですが、 もう一度小説の方の『ミュンヘン』を読んでみました。 この小説はパレスチナ人テロ・グループ“黒い九月”のリーダー、アリ・ハサン・サラメの父ハサン・サラメの時代(イスラエル独立前後)から始まる親子2代のイスラエル、ユダヤ人に対するテロ活動、またテロの禍根を断つべく暗躍するモサドの活動を主題とし、時代背景も絡めて語られています。 淡々とした表現で筆を進めていますが、事実関係を詳細に調べ上げて描かれているので圧倒的な迫力があります。 映画とはまったく違う描き方となっています。 ある意味イスラエル、パレスチナ現代史の一面を勉強する良き教材でもあるかと思います。 PS: それにしても、著者の一人マイケル・バー=ゾウハー氏…菅原文太さんに何となく似てる。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.03 23:24:07
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