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『風にそよぐ墓標』-父の息子の日航機墜落事故- ■門田隆将 著 ■集英社 ■2010年8月第1刷発行 今年の仕事もようやく終わったので、ボチボチ自分の部屋の片づけから始めて借りてあった本を読み始めました。 1985年8月12日に起きた日本航空123便(羽田発、伊丹行)が群馬県多野郡上野村の山中に墜落した事故で、搭乗員524名中520名が死亡。 単独の旅客機の事故としては世界最大の犠牲者を出したものです。 この事故から25年たった今、当時事故で父親を亡くした息子たちがどのように現実に向き合い、生きてきたかというルポルタージュです。 この事故が起こった当時、クジラはちょうど二十歳でイスラエルにいました。 事故の様子をイスラエルのTVでも伝えていて、上空からヘリが墜落現場から煙がもうもうと立ち昇る様子を中継していた記憶があります。 たまたまこの本を見つけて25年後の今読んでいるわけですが、とても“重い”内容です。 涙なしには読むことができませんでした。 犠牲者の遺族が直面した怒り、悲しみ、苦悩… 自分だったらどうなっていたろうか、どう行動しただろうか… 犠牲者の方々の冥福と遺族の方々の心の平安を祈らずにはいられませんでした。 振り返ってみると、今年は若い人の自殺のNEWSが多かったように思います。 生きたくても生きることを許されなかった人がいるのに… 色々なことを考えさせられた一冊でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.29 14:28:37
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