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『ローマ人への20の質問』
●塩野 七生 著 ●文藝春秋 ●平成12年1月 初版発行 「ローマは一日にしてならず」の格言を生んだ古代ローマが西欧各国の<歴史の手本>とされたのは、その一千年が危機と克服の連続であったからであろう。カルタゴとの死闘に勝ち抜いたあと長い混迷に苦しんだ共和制時代、天才カエサルが描いた青写真に沿って帝政へと移行し、<パクス・ロマーナ>を確立したローマ帝国。崇高と卑劣、英知と愚かさ-人間の営みのすべてを網羅したローマは、我々と同じ生身の人間が生きた国でもあったのだ。 (本書紹介文) サルベ!(ラテン語:こんにちは!) 奴隷制や都市生活、ローマ市民権、女性の地位、皇帝の権力などの問いに対して、ローマ人(?)が回答するという形式を取っています。 単に歴史的事象を時系列で追うのではなく、そこに生きた人々の生活ぶりや考えなどに触れることができました。 オススメです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.10 18:58:10
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