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カテゴリ:Israel
以下の文章は私自身が2009.01.17にこのブログにUPしたものです。状況は変わっていない、というよりさらに悪くなっているという印象さえ受けます。
今月10日から始まった武力衝突において、読売新聞の本日の朝刊によれば、ガザからイスラエルに向けてハマスとイスラム聖戦により発射されたロケット弾は2300発にも及び、昨年一年間にハマスによって発射された数の18倍にもなるとのこと。ガザ側の死者140名、イスラエル側10名(いずれも子供含む)。 **************************** 2009.01.17 正確な日付は覚えてませんが、昨年末から始まったイスラエル国防軍のガザ攻撃はまだまだ続くのかなぁ…と毎日TVや新聞の報道を気にしています。 最後にイスラエルを訪れたのはもう18年も前になってしまいました…(おいおい、そんな昔かよー)。 次にあの国へ行くことができるのはいつだろう…。 ここでどちらが悪い、正しいと議論するつもりはありませんが、やはり日本のメディアの偏向報道は私自身も気になるところです。 ただ、クジラ自身が少ない脳ミソで考えていることをまとめてみると、 ■今回のイスラエル軍のガザ侵攻開始のずっと以前から、(2005年にイスラエルがガザ完全撤退した後から) ガザからイスラエル領内へのほとんど日常的なロケット攻撃があったことは日本のメディアではほとんど報道されていません。 (クジラにはそれがなぜだかわかりませんが) ■パレスチナ(ガザ)の死亡者数がイスラエル側のそれと比較して圧倒的に多いことに注目が集まっていますが、しかしこれは「戦争」なのだとクジラはとらえています。 イスラエルの存在そのものを否定するハマスにとっては「イスラエル撲滅戦争」であり、イスラエルにとっては「テロ撲滅(=自国民を守る)戦争」。 戦争であるなら自国民の生命、インフラその他の被害を最小限に抑えるのは自明の理であって、イスラエルの方がそれについて比較的成功していて、民間人居住区の中にハマスの幹部や戦闘員が隠れ住んでいたり、民間の施設に武器を隠したりしている以上パレスチナ側はそれができない。 (イスラエル軍の標的になるから) また、もっと始末の悪いことにハマスは民間人の被害を利用して国際世論の同情を買おうとしている様子が窺われる。 もちろん、クジラ自身はテロや戦争の犠牲になられた方々を(イスラエル人であれ、パレスチナ人であれ)心から気の毒に思います。 ■以前から人道支援物資の搬入をイスラエル軍が阻止しているという問題も取りざたされてきました。 ですが、その「人道支援物資」と一緒にテロに使われる武器も搬入されることをイスラエルは恐れているのです。 つまり、「人権」や「人道」よりもまず、「人命」ありきという立場なのでしょう。 ■諸外国が停戦に向けてイスラエル、ハマス双方に働きかけていますが、これまで「停戦」→「停戦破棄(戦争)」の繰り返しの中でハマスの使うロケットの射程距離が伸びてきている。 これはイスラエルにとって恐怖です。 つまり、ハマスの「停戦」は平和に向けて歩み寄るという意味ではなくて、次の戦いに向けての「休憩」「準備」あるいは「時間稼ぎ」であるのです。 (すくなくともイスラエル国民の多くはそのように考えていることでしょう) つまりイスラエルにとってこれまでのような「停戦」であっては意味がないのであり、よほどしっかりしたテロ防止策を盛り込まないと納得できないのではないかと思います。 クジラ自身は早く両者が平和への第一歩を踏み出すことを願うものでありますが…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.05.16 10:31:31
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