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カテゴリ:地域ネタ
入学式から丁度10日が経ちました。 二年生以上は、既に給食が始まっていますが、一年生は午前中授業です。 11:45に終わって、トワイライトスクールに参加の子ども達はお弁当持参です。 参加票を出して、ロッカーにランドセルを片付け、手洗いをして~楽しみなお弁当♪ でも先日から、お弁当を手にすると泣き出す男の子がいます。 前日の担当者は、ギュッとして膝に抱き、話をゆっくり聞いてあげ、お母さん恋しさが原因だと分かって、事前に報告をくれていました。 今日も案の定、ランドセルを置いた途端に涙でした。 ここで、同じ対応をしてしまってはどうかと思い、少し距離をおいての指導をすることに。 参加の20人の子ども達に、食べる前に話をしました。 勿論、涙の彼は、お弁当を広げずにうつむいています。 『みんなのお弁当は、お母さんや家族の人がみんなのために、朝早く起きて、みんなが喜んでくれるかなぁ~と思いながら、栄養のことも考えて、一生懸命作ってくれたお弁当です。作ってくれたお母さんにありがとうと感謝しながら、よく噛んで食べましょうね。』 と、全員に向けて話をしたら、彼がお弁当を並べ始めました。~『しめた!』 と、同時に困ったことも・・・20人の内でたった一人、菓子パン持参の子が手を挙げて・・・ 「ボクの~買ったんだよ-」と(!_+)・・・「そのパンも、家族の人が一生懸命お仕事してくれたから買えたんだよ。そして、きっと好きだろうなぁと選んでくれたんだよね」と、話したら納得顔で掲げていたパンを下ろしました。周りのみんなも『そうなんだぁ』顔。 「いただきます」の発声の後、一人一人に声を掛けながら・・・あえて真っ先に彼の所へ行かず、5~6人後に行くことにして、彼の隣の子に「お母さん、眠たいのにお弁当作ってくれたんだね。卵焼き上手だね~」などと声を掛けていると、ご飯だけ食べていた彼が、おかずの容器の蓋を開けました。・・・そこで、「今日は一人で頑張って食べられてエライね。」と、褒めて~「お肉美味しそうだね。お肉好き?」などと話しかけていたら、隣の子が彼のご飯に掛かっている鮭のふりかけを羨ましがったり・・・丸まっていた背中が少しずつ伸びてきました。 前日の温かな対応があったからこそのステップアップだと感じました。 入学式前から参加の子ども達もおり、少しずつ慣れてきて、甘えることも出来るようになったり、主張することも出来始め、個性も出て、ケンカもチョコチョコ勃発。そんな時には、「ケンカには決まりがありますよ。仲直りが出来ない子はケンカをしてはいけないんだよー」 自分の子育て中は、ゆとりもなく行き当たりバッタリで決して褒められたモンではありませんが、10年以上小学生に関わることで、ヤンチャな子も、いじけた子も、理屈っぽい子も、一人一人が愛おしく思えると同時に、「お母さ~ん、がんばってぇ~(^o^)/」と思います。
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