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         路地裏の聖人たち

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2011年06月04日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 ターミネーター2がやっていますね。

 前にも書いたことがありましたけど、

 ターミネーターは、ガキの頃のオレのヒーローでした。

 何とかレンジャーとかもかっこいいなと思ってたけど、

 ターミネーターの魅力には遠く及びませんでしたね。

 

 では、なぜ感情もないサイボーグのターミネーターに憧れていたのか…。

 

 それは、自分がすごく弱いやつだと思っていたから。

 

 今もあんまり変わらないけど、

 ガキの頃からオレは泣き虫で、ケンカも弱い子供でした。

 あ、泣き虫って言っても、デパートでオモチャ買ってもらえないからといって、

 泣きわめくような子供ではなかったですよ。

 

 弱いくせに、正義感だけは一丁前で、

 いとこが近所の年上の悪ガキどもにいじめられてれば、

 敵うはずもないのにケンカを売り、

 結局ぶっ飛ばされて泣かされる。

 

 小学四年ぐらいの時、友達が中学生に泣かされた時も、

 敵うはずがないのにケンカを売り、

 結局ぶっ飛ばされて泣かされる。

 

 誰も逆らわないようなガキ大将的存在の奴にケンカを売り、

 結局ぶっ飛ばされて泣かされる。

 

 飼い犬のゴン太が死んだ時なんか、

 2、3日コタツから出られないほど泣き明かす。

 

 

 本当に、本当に弱い子供でした。

 

 だから、感情を持たず、絶対的な強さを持つターミネーターに、

 凄く憧れました。

 1じゃ悪者だけどね。

 

 三十路になり、また自分の無力さ、弱さと向き合わされています。

 あ、なにも否定的なことを言っているわけではないですよ。

 

 むしろ、弱さと正面から向き合わなければ、強くはなれないですからね。

 

 

 強さとは、弱さを知ること。

 

 最近そう思います。

 






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最終更新日  2011年06月04日 22時56分02秒
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