路地裏の聖人たち

　時がたつのは早す…。

　またずいぶんと間が空いてしまいました。

　今日は、ラグビーで眼下骨折して入院してしまった、

　元生徒のカイの見舞いに行きました。

　まあ思ったより包帯グルグルとかはなってなかったですけど、

　ちょっと長めに入院するようなので、

　その間一人病室で過ごすというのは、結構きついようです。

　カイは一本気でまじめなヤツです。

　今の高校生には珍しく、良いこと悪いことの判別も、

　しっかり持ってるヤツだとオレは思っています。

　好き嫌いもはっきりしていて、

　人間関係も、なあなあで済ませない所があるようです。

　（この辺は、オレも通ずるところがありますね…。）

　こういうヤツは、人一倍悩んだり、苦しんだりすること、多いと思います。

　こいつのことだから、

　ラグビーだってそれなりにマジメに取り組んできたことでしょう。

　聞けば怪我をしたのは、出場する関東大会の前日…。

　マジメに一生懸命やってきたのにって、

　当然思うと思います。

　しかし、

　なんでこんなことに…

　ってことが起こってしまうのが、人生です。

　誰のせいでもなく、誰が悪いわけでもないけど、

　そういうことが起こるのが、人生です。

　こいつの性格を考えると、

　ま、いっか！

　とかでは済まされない気持ちが大きいと思います。

　とりあえず、一人は寂しいらしいので、

　またちょくちょく顔を出そうと思います。