カテゴリ:抽斗( Hikidashi )
・・・「思い出し笑い」という言葉があるように 「思い出して腹が立つ」ことも あっしにはたまにありやす。 昨晩、カタカナ語に関して なにげに観ていたTV番組で話題になっており、 色々と外国人には 「無いほうが良い」とか「外来語として、まったく違う意味に変わっている」など とっても理解し難いものと捉えられていやした。 なるほどなあ。。と思い、 あっしの頭の中にあるカタカナ語が浮かびやした。 ・・・クレクレタコラ・・・。 おお、なんと貧困なアタマや。。 一番に思い出さんでもいいやんか。。 ・・・あえて、ここで主題歌は歌いやせんが、なつかすい~!と思う方は下のリンクをご覧下さい(笑) You Tube クレクレタコラ 実はね、この“クレクレタコラ”の名前が出ると 少し以前にとても気分を害したことがあり、 同時に自分の小ささを(笑)、思い返してしまう、という、 トラウマ にもなっていやす。 ・・・あっしが前の職場・某大手通信会社で、 電話営業をしていた時のことでやんす。 あっし、チームリーダーとして3人の女子オペレータを職責としてまとめていやした。 営業の管理として、電話でお客様にコールした回数が何回だとか、 その内容をルール化して細かく分析する仕事を みんなが帰ってから集計して、 東京にある、本社との電話会議の際に説明しなければなりやせんでした。 その中に、あっしが命名した「クレクレコール」というのがありやす。 これは、ご契約を頂いたお客様から、押印して頂いた書類を返送して頂く為の 確認、念押しの電話連絡のことを言いやす。 大手通信会社だけに、相手方も大手公的企業も多く、書類関係の情報保護は厳重でやんす。 こういったものはすべて勿論の事、書留郵便を使うのですが、 あにはからんや、担当の方は、のんびりしていらっしゃるケースが多く、 机の引き出しに入ったままだとか、上司に預けたままだとか、まあ信じられないような 遅延行為がしばしばでしたので、何度も催促せねばなりやせんでした。 こういう地道な作業の繰り返しを毎日行なっていやすので オペレータの彼女たちの気分が少しでも楽しくなるように 催促コールじゃ可哀そうなので、これを“クレクレコール”に改名しやした。 その意味は“早く返送して欲しい”という事で、彼女たちも面白がって 「今日“クレクレコール”、どこどこへ掛ける?」・・・なんて言うようになりやした。 あっしにすれば、まことにウレシイお話でやんす♪ ★この改名の、発想の元になったのが冒頭の「クレクレタコラ」でやんす。 1973(昭和48)年から約1年間、民放で放送された幼児番組でやんすが、 彼女たちオペレータがまだ生まれてもいない頃の ごくわずかな期間でやんす。いや、女子リーダーは生まれていたか。。 しかし、あっしが中学生の時に、この主題歌となる 「クレ、クレ、クレ、ク~レクレタコラ」というフレーズが、 ミョ~に耳に残り、流行ったもんでやんす。。 そんな事はさておき、その名前を「考案」した東京本社との最初の電話会議が始まった。 本社の部長から、いつものように質問が、嵐のように矢継ぎばやに飛んで来やす。 「この数字は何なの?」「これは、どうしてそうなるの?」 「このグラフは、どういう意味があるの?」などなど、細かく細かく指摘されたものを 的確に答えていかなければならない。 しかし、この部長。 相手が若いオペレータになると途端にしゃべりが変わりやす 「この“クレクレコール”って言葉、面白いねえ。。 誰が考えたの?」 ・・・オペレータ3人は、「あれ?誰が考えたんだっけ?」のような顔をしていやす。 ・・・・おいおい、ここにいるやんけぇ~(ToT)/~~~ ・・・しばらく考えたあと、いちばん若い、当時27歳のKちゃんが、 「アタシが考えました(^・^)♪」とマイクに向かって放つ ・・・ほかの2人は、さすがに目を丸くして、このKちゃんを見ていやすが 部長の評価はぐ~んと上がったようで、 「面白いね。これからネーミングはKちゃんに頼もうか」 と講評を頂きやした。。。 4年ほど前のことでやんす。。 ・・・ううう。。 古傷が痛みやす。。 あの時に 心の中で思ったこと。 いつも柔和で、笑顔を絶やさないあっしが、 今日まで封印してきやした。。 “俺って、小さいなあ。。”と思うけど・・・、 ・・・でも、もう一度だけ、 一度だけ、叫ばせてくれえ! 「こんニャロメ!」 逮捕する~! ・・・おわり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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