キッチンで夕飯の支度をしていると、2階から「オバマの演説が始まったから、早く来て~」と叫ぶ相方。歴史的な瞬間に立ち会っているんだと感動気味の相方。
とりあえず約20分の演説を見終わって、その後ネットでも原稿全文が和文、英文とも配られたので早速目を通してみました。
「危機への決意」、「国家の偉大さ」、「米国再生」、「我々の安全とは」、「変わる世界」、「新しい責任の時代」、「自由を未来へ」の7つのテーマに分かれていて、様々な職業の人、宗教を持つ人、保守的な人とそうでない人、様々な人種、様々な国、そういった人たちに配慮した内容でした。日本人の感覚からすると少々大袈裟な表現も含まれているけど、民衆のハートをがっちり掴むにはこれくらいのほうがいいと思う。全文を紹介すると長いので下のリンクをチェックしてみてください。
オバマ大統領、就任演説全文(和文)
オバマ大統領、就任演説全文(英文)
政治家には大体専属のスピーチライターがいるらしいということで、オバマ氏にも有能なライターがついているんだけどその彼はなんと若干27歳。若いなあ。
名前はJon Favreau(ジョン・ファブロ)でこの原稿作成チームのチーフだそうだ。
こういうプロが政治家を支えているんだと思うとなんだかすごいなあと思ってしまう。確かに演説文を読んでみると、あまり堅苦しくないけどプロの仕事だなとは感じます。
おまけに「これ全文覚えたのか!?オバマさ~ん」と突っ込みたくなるくらいしっかり演説していたけど、プロンプターという原稿表示装置を使用しているそうです。
そういうことを知るとすごく安心してしまうのは私だけかなあ。
「オバマさんも普通の人間なんだね」みたいな。
まあ、とにかく問題山積のアメリカ期待が大きければ大きいほど、失望も大きくなるのでオバマ大統領に対して過度な期待はしないほうがいい。あれだけの問題を同時に、またすばやく処理するのは無理。オバマ大統領にとっては国内経済の立て直しから手をつけることになるのだろう。
ちなみに麻生太郎が首相に就任した時の所信表明と比べてみてもいいかも、内容的に悪くも無いけど、「グッ」っとくる内容ではないような気がする。それだけじゃなくて話し方もいまいち・・・。
麻生太郎所信表明(誰も見たくないと思うけど・・・)
日本のスピーチの場合は官僚が作成するので、とりあえず感動するようなスピーチは期待できないけどね。