イタリアいなかまち暮らし

ブログを立ち上げておきながら、なかなかアップしていません。読んでくれている人、すみません。

６月になってから急にこれまでにないほど忙しくなって、それでも人を雇うほどじゃないので（1日平均１０人じゃ、まだまだ）私と夫で何とかしている。
今週もずっと忙しくて一息つく暇もなかった。しかし今日の昼は一人、始まって以来の女性一人客だ。

そして今夜は臨時の休みである。夜9時からワールドカップでイタリアの試合があるのだ。こういうときは人々は家でテレビを見るか、大画面のあるピザ店で友人と食事しながら観戦する（もちろん大騒ぎで）。イタリアでサッカーに興味がない人は少ないのだが、ワールドカップではその少ない人までもがテレビの前の声援に参加する。ウチの店は大画面どころか普通のテレビもないのでまず客は来ないだろう。前回営業時間と試合が重なったときは閉店時間の30分前まで待って誰も来ないので切り上げたが、今度は準々決勝なので最初から閉めて、家で観戦する事にする（私たちもその少ないにわか観戦者のうちの二人）

なので今日は久々に平日にゆっくりできるのだ。
働かずに相方が土地を探していたときや、オープンした後の冬は暇でしょうがなかったから、埋め合わせにもっと働かなければいけないんだけど。

うちは宣伝は一切していなくて、去年１０月のオープン当時からクリスマスまでは知り合いや近所の人がまあまあ来てくれたけど、１月から４月までは、ずっとがらがらでどうしようかと思っていた。
ここは標高がすこし高いせいか冬、死ぬほど寒いので、人々も出歩かないのだろう。私自身も実際、冬のさなかに外食したものの家に帰るまでがあまりに寒くて消化不良を起こしたことがあって、以来冬は家に食べ物があるかぎり外食しない。相方は来年は1月いっぱい休業しようとか言っている。

それで４、５月になってようやく、（暖かくなって虫が動き出すように）いままで口コミで聞いていた人々がわらわらと来るようになって、それがまた口コミを呼んで客が増えてきているのだろう。今後もさらに増えるといいが、夏も本番になってくるとイタリア人はまたわらわらとビーチに行く性質があるので（日帰り、あるいは賃貸又は所有の別荘・アパートなどに泊まる）これからちょっとどうなるかわからない。そろそろ減ってくるかなと思っている。