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テーマ:イタリアの美味しい話(706)
カテゴリ:イタリアの食べ物
イタリアのクリスマスのご馳走は、イブは魚が中心だ。相方の実家では前菜に生の貝類、プリモにうなぎのトマト煮のパスタ、メインに魚のロースト、とわりと典型的な南イタリアのクリスマスメニューだと思う。 他にもクリスマス料理はインターネットで調べたらどんどん出てくると思う。 しかし25日の夜とか、26日に食べるものに、この相方の故郷の村特有の郷土料理がある。 これが汁ラザーニャ(Lasagna in Brodo、汁入りラザーニャ)だ。 この汁は老鶏を丸ごと3時間以上煮込んだスープ。白濁してるのはチーズが溶かし込んであるから。ラザーニャは普通の手打ちラザーニャ。 作り方は、煮た後の老鶏をばらばらにほぐした身と、ほぐしたモツァレラチーズ、削ったパルミジャーノチーズを、お湯で軽く茹でたラザーニャ麺の上にまぶし、その上にまたラザーニャ麺を乗せ、という繰り返しの層を重ね、上からスープを注いで、オーブンに入れるか鍋で直火にかけて出来上がり。 これ、 ひっじょうーーーーに、おいしい。 イタリア料理に珍しく、オリーブ油を一滴も入れない料理なので、クリスマス料理の後の息抜きになる。まあチーズがたっぷり入っているのでダイエットとまでは言えないが。 この汁がおいしくてずるずるっと音を立てて吸いそうになってしまう(うちで食べるときはほんとにする) クリスマスに限らずお祝い事には必ず登場する料理である。ほんとにこの村だけで、周辺の町村にはないらしい。 もし明日突然この店を買いたいって人が現れて、現金でポーンと気前よくいってくれるなら、売ってしまって日本に汁ラザーニャ売りにいこか? な、相方。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.21 02:54:40
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