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テーマ:イタリアの美味しい話(706)
カテゴリ:イタリアの食べ物
クリスマスの代表的なお菓子に、パンドーロとパネットーネというものがある。パンドーロは甘いふんわりしたパン・・・ブリオッシュとよく似ている。パネットーネはパンドーロに干しぶどうとかオレンジの皮とかのドライフルーツが入っている。 どちらもクリスマス近くなったら山積みに売られているが、メジャーさ、クリスマスらしさで言ったらパネットーネが僅差で勝っているようだ。 私はパネットーネの中のドライフルーツがどうしても味の邪魔をしてるとしか思えない。特にオレンジの皮、自己主張しすぎ。相方もどっちかというとパンドーロ派だ。イタリア人でもそういう人は少なくないし、それがパンドーロが負けずに人気を誇る理由だろう。また、特に子供はパンドーロを好む傾向があるらしい。 それならなぜパネットーネは人気なのか?相方によるとそれは、スパークリングワイン(スプマンテ)によく合うから、らしい。つまり酒のつまみになるお大人のお菓子なのだ。 パンドーロも好きというか、好きかと聞かれれば好きだし、おいしいかというと間違いなくおいしいし、一冬で1個でも2個でも消費できるが(1個は大きめのスイカぐらいの大きさ)、まあ他の菓子と比べて特に優れているとは思わない。 それでパネットーネはもらったりしてもあまり食べなくてもてあますことが多いのだが・・・。ちょっとした発見もあった。 あるクリスマスだったか、大晦日だったか、夜、夫の故郷の村で、友達の家でだらだらと飲みながら夜遅くまでトランプ遊びをしていた時のこと、夜も更けてきて3時4時ごろだったか、小腹がすいて来たのか相方はその辺にあった何の変哲もないパネットーネをつまみ出した。私もちょっともらった。すると意外とおいしいではないか。相方は感動したように叫んだ。「パネットーネってこのためにあるんだ!!今までちっともおいしいと思ったことなかったけど、こうやって酔っ払って朝の4時に食うとものすごくうまく感じるぞ。このときのために存在するんだなあ!」周りの人もうなずいていた。これが先人の知恵というものか、それともこの状況ではなに食べてもうまいのか。 ************* それでは来月下旬まで留守にします。なのでしばし日記は停滞・・・あ、やろうと思えば向こうからでも書けるのか・・・まあ怠け者だからしないとは思うけど・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.16 23:03:12
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