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テーマ:イタリアの美味しい話(706)
カテゴリ:イタリアの食べ物
おまちかね?食べ物です。
ポルケッタ。子豚の丸焼き。ローマの名物ですが、祭りとあれば出張?してくる。 厳密には丸焼きではなく、内臓と骨を抜いて皮をはがして香草類を塗りこみ、その上からまた皮で覆って胴体を紐で縛り、大きなオーブンで焼いたもの。 切ったポルケッタ。 皮はパリパリしてあめ色になるが、結構固い。それでもパリパリ感を保っていたらまだ食べられるのだけど、日がたってしけってくると食いちぎれなくて食べられない。子豚といっても結構大きくなったものなので北京ダックを想像してはいけないのだ。 身もその辺の普通のは、パサパサしたチャーシューって感じ。おいしい店を探し当ててやっと平均的なチャーシューぐらいのおいしさになる。製法が違うのか、火の通し方加減がアジア人はもっと上手いのか、チャーシューのほうがよっぽどやわらかくてジューシーだ。 それでも自分をだましてご飯の上に載せてネギを散らしてしょうゆをかけてみたりとか(笑) ちなみに海側のモリーセの郷土料理にはパンパネッラという子豚の丸焼きがあって、これは唐辛子とパプリカの粉、酢、にんにく、塩に漬け込んでから焼く。そっちのほうがおいしい。そのうち写真つきで紹介しよう。 ケバブとソーセージのパニーノ(サンドイッチ)屋台。相方のでっぱらもちょっとうつってるけど気にしないで(私も同じくらいある)。 ソーセージセクション。縦に切って鉄板で焼いてパンに挟む。 この写ってる人は関係ないです。 一緒に挟める具に注目。こういう風に具がずらっと並んでて選べるパニーノ屋がカンポバッソにはないのだ。だからこういうのを見るとえらい鼻息荒く興奮して「あ~、どれにしよ~!!」と舞い上がる私。冷ややかな目で見つめる夫というのがいつものパターン。 野菜はレタス、トマト、たまねぎ、赤・黄ピーマンをオリーブ油で炒めたもの、きのこ類など。ピクルスはアーティチョーク、なす、小さいたまねぎなど。 私はソーセージ(焼かなきゃ食べれない、生タイプ)と炒めピーマンの組み合わせが一番好き。 ローマでも思ったけどあっちではバーにいろんな種類のパニーノがあった。しかもレタスやルッコラも挟んであっておいしそう。比べてカンポバッソはパニーノの種類も少ないし野菜も入ってなくてパサパサしてる。 具のひとつにザワークラウトがある。イタリアでは単にクラウトと呼ばれる。ケバブにザワークラウトを挟むところなどにドイツ食の強い影響がうかがえる。イタリアではトルコ人より、ドイツで出稼ぎして帰ってきた人のほうが多いからね。 これらの屋台のケバブは結構いい線いってた。やはり回転が速いほどおいしいのだろうか、ローマのがらがらの店のケバブよりよっぽどよかった。 しかしテルミニ駅近くのとはいい勝負だ。ケバブ自体はこっちのほうがよかったけど、ヨーグルトソースはあっちのほうがおいしい。 しかしケバブなど4年前はじめてこの祭りに行ったときはなかったと思う。それから次の年からぽつぽつと増えていって、今ではほとんどの大きなパニーノ屋台がケバブを置いている。 さて、こちらのお祭りで屋台でおいてるものはこれらソーセージ、ケバブ、ポルケッタくらい。しかも全部パニーノになるだけ。あとフライドポテト。 トルチネッロという子羊の小腸をぐるぐる巻きにした郷土料理も一瞬見かけたけど、1箇所だけだった。また今度紹介する。 そのほかはクレープ、綿菓子、ピーナッツ売りなど特筆するまでもないもの。 祭りの間私たちは3回くらい屋台で食べた。最高潮だと思われる日曜日だけどやはり伝統的なモリサーニ(モリーセ人)、家で家族親戚で昼食をとるから屋台はガラガラ。回転が悪いのでうちらも遠慮して、夜に出直した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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