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イタリアいなかまち暮らし

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2010.01.30
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カテゴリ:お知らせ
えー、予告もなくストップしててごめんなさい。一度サボりだしたら急に億劫になってて。
ちょっと行き詰ってたんですよね。イタリア生活も、新鮮味がなくなると書きたいと思わなくなって。

そう、イタリア生活自体にだんだん嫌気が差してきたんです、2人して。症状がひどいのは夫のほう。まあ客の対応とか雑務とか面倒なこと全部夫がやってたからねぇ・・・。私が悪いんだけど。

ここを読んでいるイタリア在住の方にはわかると思いますが、イタリア社会の物事の進ませ方とか機能とかいうもの、先進国らしくなくて、もうちょっとマシにならないのか?とか思いません?医療制度、福祉、交通から家庭にある電化製品とかいう小さなことまで、かなり遅れている部分が多いと思います。

それがハードの部分なんだけど、加えてソフトの部分、人々のメンタリティ、ルールの守り方、他人への接し方、文化、社会といったものでしょうか。まあ私もずいぶん自分の育った社会からはかけはなれてるなぁと思ってたんですが・・・。10歳までカナダで育った夫、もちろんそれからはイタリア文化にどっぷりつかってるし、イタリア魂も持ってるけど、なんかやっぱ解せない部分があるみたいで。その部分は大人になってカナダで働いていたときにもっと育ったみたい。

南で田舎だから余計にイタリア気質の濃い、暗い部分が感じられるのでしょうが、ローマとかミラノに行こうと言っても夫は「イタリアはどこも同じ。都会はちょっとましになるだけ。(ていうかミラノだってイタリア気質もってるのに自分では違うと思ってるからもっとたちが悪い、だそうです)」とこりごりの様子。

夫の言うのは「カナダに移住しよう」と。実は結構以前だったんですがね。

もちろん私も大賛成。
カナダなら普通に先進国だし、イタリアよりはハードな部分は確実にイタリアよりは日本に近く、暮らしやすいかと思います。ソフトな部分も、人との付き合い方とかルールに沿った行動とか、そういうのもイタリアと比べたら日本と変わらないでしょう。

後はその奥のメンタリティの部分、これは住んでみないとわからないんですが。しかしイタリアの人たちの会話の話題とか、余暇の過ごし方とか、毎日食べているものとか(そういうのって性質が反映したり、逆に性質の形成に影響するでしょう?)見ていたらかなり日本とは深い深い隔たりがあるので、それよりはやはりましそう・・・。

日本はどうかって言うと私も夫も好きになれないと思う。縦社会で、右にならえで、異端排除的で、商業主義で、競争社会。

カナダ、住むなら東海岸は気候が厳しいので、暖かいバンクーバーがいいな、と。バンクーバーならさらに人種も多く(なんとアジア系が50%!)文化も多彩で、私たち好みといえるでしょう。

そういう観点で言えば日本はあまりにも均一文化で、単一人種主義的過ぎて国際結婚の私たちに向かない。白人崇拝があるから少なくともうちの夫が貶められることはないにせよ、そんな崇拝を享受したくはないだろう。裏を返せばアジア人蔑視が付いてくる崇拝なんて。

イタリアは日本に比べれば異人種が多いけど、最近の移民によるもの。なので異人種=移民と考えられている。つまり異人種は貧乏でかわいそうな低賃金労働者。さらには他のヨーロッパがかつて経験したように、急増する移民に対して反感が高まっているのだ。

そうそう夫はカナダ国籍もあるので移住も簡単。私の永住を申請すればいいだけ。
英語は私たち夫婦の公用語だし。ああでもまだまだボキャが少ないし、聞き取りむつかしいんだよな~。英語でテレビ(sky)見てても夫に解説してもらわなきゃわかんない。

ベルリンに行ったとき、交通の便がいいとか物価が安いとかいろんなところがとてもとても気に入ったんだけど、なんせドイツ語だからね~。

まあそんなこんなで、レストラン事業(attivita')を売りに出してたんです。といっても細々とね。レストランのメニューを変えた後も特に客数が上がることもなく赤字だったので、さらに広告を増やして売りに出してたんです。
それでもなかなかだったんですが、今回はちょっと脈がありそう。2度目に見に来る人がいるんです。
というわけで売れたらカナダ移住します!






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Last updated  2010.01.30 23:19:06
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