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カテゴリ:ペットの雑学
ビタミンについて
野菜の少しビタミンの話をしました。食物には3大栄養素といわれる脂肪・タンパク質・炭水化物と、ビタミンミネラルの微量栄養素、空の栄養素の水分・繊維質が含まれています。 野菜にはビタミンCが多く含まれ てまして、ビタミンCは免疫力を 高める役目があります。ニンジンにはカロチンが多く含まれているなどご存知の事も多いはずです。 ビタミンは体内に少なくなった時には体にさまざまな変調をきたすことがあります。脚気、壊血病などもビタミン不足が原因でした。 先の三大栄養素は体内でそれぞれ、アミノ酸・ブドウ糖等に化学変化をし、直接体に役立つ働きをしますが、3大栄養素のままの状態では、何の役にもたちません。役に立つ化学変化をさせるためにビタミンB群が必要になってきます。 このことについては、ビタミンを発見されたポンスキンの経緯を考えてみると判るはずです。マウスにそれまで考えられていた必要な三大栄養素で作った餌を与えていたところ、体を維持するどころか弱く細り、死んでしまいました。充分な三大栄養素を備えていると確信していた博士はその理由がわかりませんでした。 そんな実験の日々の中で、ある日ミルクがその餌にかかってしまいました。その後、数匹のマウスのみ健康に弱ることなく生き続けていったことを発見。ミルクがかかった餌を食べたマウスが生き続けていました。その後の研究で三大栄養素を化学変化させている物質がある事を発見し、これを特定せぬままビタミンと名づけていきました。さらにそれぞれの性質を調べ分類分けすることでビタミンABCなどの物質が発見されていきました。 私たちの体を維持するには、栄養素を化学変化させるための微量栄養素のビタミンが非常に重要なのです。このビタミンを吸収できていないと、ペットは弱り死んでしまいます。適度な微量ビタミンの必要性を考えてみましょう。 ビタミンには性質があり、たとえばビタミンCは加熱に弱く、そのままにしておくと壊れてしまいます。ですから、新鮮な野菜でビタミンCを摂取することが理想的などと摂取条件も産まれてきます。 ビタミンの種類 ビタミンは現在確認されているだけで約20種類に分類されています。このビタミンは、さらに水溶性と脂溶性の2種類に分けることができ、私たちの尿が黄色いのはビタミンB群やCの過剰分が排泄されていますから、黄色いように、体内で必要な量は決まっていますので、過剰分は排泄される仕組みになっている水溶性と、脂溶性というのは水に溶けずに油に溶けます。これは肝臓などに溜まり必要量を消費します。一旦体内に取り込まれると容易には排出されず、多すぎると肝臓病などを引き起こします。脂溶性のビタミンA,Eなどの取りすぎに注意する必要があります。 下記他資料コピー ◆ビタミンA (レチノール) ビタミンAは動植物の組織に、「完成されたビタミンA」と「プロビタミンA、あるいはカロチン」の二つの形態で存在します。 カロチンは植物に含まれる色素で、ピタミンAの分子が二つ結合したものです。カロチンはにんじんに豊墓に合まれ、キャロット(にんじん)からカロチンと名付けられました。いんげん豆、ほうれん草、プロノコリー、かぼちやなどの緑責色野菜に豊富に含まれています。 カロチン、特にベータカロチンはビタミンAとしてだけではなく、活性酸素の1つである一重項酸素による細胞の遇酸化を防ぎます。 ビタミンAは組織が正しく増殖したり、再生したりするために必要で、それによって皮膚が正常に作られていきます。 また、口、鼻、喉、肺の粘膜を保誰する粘液の分泌に関係し、免疫力を強くして感染しないようにします。それによって呼吸器系の粘膜は大気汚染による有害物質に抵抗できるようになります。組織とすべての消化器官の上皮、腎臓、胆嚢もまたビタミンAによって保護されます。 ビタミンAは体内では肝臓に蓄えられ必要に応じて消費されますが、一旦体内に入ってからは簡単には排出されない特徴があります。 ◆ピタミンB複合体 ピタミンB複合体には、Bl(サイアミン)、B2(リボフラビン)、B3(ナイアシン)B5(パントテン酸)、B6(ピリドキシン)、B12(コバラミン)、B15(パンガミン酸)、ヒオチン、コリン、葉酸、イノシトール、PABAなどがあります。ピタミンB複合体は基本的に、炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝に働きます。その作用に関連してピタミンB禎合体は、神経系の正常な機能に必要で、また胃腸器官の筋肉緊張の維持と、度膚、髪、日、口、肝臓の健康に必須です。 ヒタミンB複合体は、ビール酵母、肝臓、精製度の抵い穀類に合まれています。また、体内で腸内細菌によって著干が作られます。ヒタミンB複合体をサプリメントでとる場合は、B1だけとか、ナイアシンだけというのではなく、同峙に袖った方が効果的です。 B複合体は互いに助け合って機能しますので、一つだけの大量投与は、他のB群の欠乏を引き起こす可能性があります。特にB1、B2、B6の三つは、同時に同量とることが必要です。穀物を精製して食べる習慣を持つことでピタミンB複合体の摂取量が減りますし、また、砂糖、アルコール、カフェインの多量摂取や、精神的ストレスを受けることで消耗されます。B複合体欠乏のサインには、疲れ、いらいら、神経質、うつ、あるいは自暴自棄など精神症状があります。また、皮膚の代謝が障害を愛け、自髪、脱毛、にきびなど皮膚のトラブルが起こり舌や唇が腫れたり、潰瘍ができたりもします。 ◆ビタミンB1 (サイアミン) B1は、ブドウ糖がエネルギーに変換されるプロセスにおいて、補酵素として働きます。B1が不足すると、炭水化物が代謝できなくなるだけではなく、血液中に多量のピルピン酸(焦性ブドウ酸)が発生します。それにより、いらいら、手足の筋肉の疲労、呼吸困難、心臓が苦しくなる、食欲不振、不安、うつなどの症状が起こります。そして脚気という、心臓の不整脈や、下肢に針で刺したようなぴりぴりした痛みが生じる病気になり、最後には死に至ります。昔、日本人は主食の玄米を自米にして食べたことで、たくさんの方が脚気で亡くなりました。米を主食にし、肉をあまりとらなかった日本人には脚気は宿命的な病気で、源氏物語にも脚気の症状が記されています。B1は神経系を健康に保つために重要で「道徳的ビタミン」といわれています。神経伝達物質のガンマーアミノ酪酸の生成にも必要なので、B1が十分にとられていないと、学習能力も低下します。 B1不足だと、ブトウ糖をエネルギーに変える中枢神経系の機能が障害を受け、体の反応、目と手の協調作用、運動の早さ、手の作業などが鈍くなります。また、内臓も影響を受け、心筋が弱くなり、胃腸器官も消化不良、便秘、食欲不振、胃の無緊張症などが生じる可能性があります。白米や白パンなど精製炭水化物のとりすぎ、砂糖のとりすぎ、過度の飲酒、ストレスによって、B1が消耗させられます。また、生のはまぐりやかき、鰓などの淡水魚には、アノィリナーゼというB1分解酵素が含まれています。 ◆ビタミンB2 (リボフラビン) ピタミンB2は、炭水化物、タンパク質、脂肪を分解し、利用する酵素の補酵素として重要です。視力.皮膚.爪、毛髪の健康が保たれます。 B2が不足すると、次のような症状が現われてきます。 口の膜のひび割れと潰瘍、舌の赤いただれ、目にほこりが入ったような感覚、目の充血、疲れ目、瞳の拡張、角模の変性、光に敏感になる、唇の陣害、鼻・口・額・耳の回りの皮膚のひびわれ、肌の油性、脱毛など。 戦後、青森県でシピ・ガッチャキ症といい、これらの症状が現われる人が増え、B2が多く含まれた脱脂粉乳を与えることで、症状を軽滅することができました。 ◆ナイアシン (ビタミンB3) ナィアシンは、タンパク質、脂肪、炭水化物を利用する酵素の働きを助けます。それにより、血液中のコレステロールの調節、神経の止常な働き、健康な皮膚と舌、消化器系の健康と維持、性ホルモンの合成など、さまざまな生理作用に関係しています。 ナイアシンは食べ物から直接摂取する以外で、アミノ酸のトリプトブァンからも合成されます。アメリカ南部で主食にされていたトウモロコシにトリプトブァンが不足していたために、かつて何人もの人がナイアシン欠乏症の「ペラグラ」にかかって亡くなりました。 ペラグラという病気は、下痢、皮膚炎、痴果、死を特微としており、いずれも英語でDから始まるので「4D症状」といわれていました。 最初に、食欲減退、消化不良、様々な皮膚の発疹、呼吸の乱れ、小さな潰瘍、口内潰瘍、不眠症、いらいら、嘔吐、悪心、頭痛、舌の炎症、緊張、深いうつ状態が起こり、それが進行すると重度の皮膚炎と神経障害の末、死にいたります。メキシコなどではトウモロコシを石灰て処理して食べる習慣があり、その過程でナイアシンが作られていたため、ペラグラになる人はいなかったということです ◆パントテン酸 (ビタミンB5) パントテン酸は、副腎が働く上で重要なビタミンです。副腎は腎臓の上にある三角形の小さな器官で、アドレナリンやコーチゾンなどのホルモンを産生し、分泌します。 副腎から分泌されるホルモンはおもにストレスに対して反応し、皮膚と神経の健康を守るために重要です。アドレナリンはストレスが強いときに体が対応できるように、血管を拡張して全身に血液を送る能力を高めたりします 大事な試験を受けている時や、デートの待ち合わせをしているときに胸がドキドキするのは、アドレナリンが分泌されているためです。 パントテン酸不足や慢性的なストレスによって、副腎の働きが衰え、「副腎の疲弊」という状態になります。その状態だと自律神経失調症、低血糖症、アレルギー性皮膚炎になりやすく、低体温、朝起きれない、不眠症、居眠り、無気力などさまぎまな症状が現われてきます。 毛髪分析でナトリウムとカリウムが一緒に高く出ていると、副腎の疲弊と判断します。ストレスに反応すると、ナトリウムと水を体内に貯留しようというホルモンが働くのですが、副腎が疲弊しているとその働きがうまくできなくて、体内のナトリウムとカリウムのパランスが狂うのです。このようなデータでは、副腎の機能が衰えていると判断して、パントテン酸とヒタミンCをとるように指示します。 パントテン酸はアセチルCo Aという物質として、炭水化物、脂肪、タンパク質の利用、コレズテロールや脂肪酸の合成、核酸の合成にも童要です。また、パントテン酸は胃賜など消化器系の働きに重要で、不足すると胃酸の分泌が不十分になり、胃績瘍や十指腸濃瘍の症状に関連します。 ◆ビタミンC (アスコルビン酸) ビタミンCは水溶性の栄養素で、物質に水素電子を渡す還元因子(抗酸化剤)として、体内での重要な生理作用に関わっています。非常にたくさんありますが、箇条書きすると次のようになります。 ・皮膚、腱、骨の結合組織の形成に必要なタンパク質のコラーゲン合成 ・副腎腺で、抗ストレスホルモンのアドレナリンを作る ・鉄の吸収をよくする ・発ガン性物質のニトロソアミンなど有害物質の解毒 ・鉛や水銀の除去 ・脂肪を燃焼するカルニチンの生成 ・アミノ酸のチロシンを代謝し、メラニン色素ができないようにする ・ビタミンB1、B2、葉酸、パントテン酸、ビタミンA、ビタミンEなどを酸化 ・フリーラジカリルによる、脳と脊髄のダメージを軽滅する この他さまざまなビタミンがあり、その用法がありますが、あとはしらべみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.07.09 22:54:16
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