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カテゴリ:薬を考える
健康情報には注目しているので目につくのかわかりませんが、
耐性菌の話題は以前からかなり目に入ってきます。 だから、ペットの医療でお通しのように出てくる 抗生物質に以前から注意喚起をしてきました。 「その抗生物質は必要ですか?」です。 先日地元静岡の地方新聞で抗生物質の適正利用に関して 記事がありました。 リンク(2018年8月23日記事) 問題になって対策をしようと試みている模様です。 2018年8月11日には耐性菌での2名死亡記事がありました。 静岡市立病院の出来事です。母も通院している身近な病院であります。 2018年8月2日鹿児島大病院で8名死亡記事@静岡新聞 抗生物質を使うとその抗生物質と相性の会う菌は死滅しますが 合わない菌はなんの影響も受けずに増えていきます。 抗生物質を多用すると、その抗生物質に相性がある菌も変質して その抗生物質に抵抗する菌に変わることがあります。 また、既存の抗生物質では対応できない菌になると困ってしまいます。 であるから、抗生物質の適正利用を主張する人がいます。 この流れで一つ前の耐性菌についての新聞記事でもありましたが 2018年5月21日 @静岡新聞 リンク先の記事は読んでほしい気持ちがあるので 3つとも内容は詳しくは書きません。 気持ちがある人は読んで情報を得る。 リンク先に行かない人は情報を得ない。そういうこととします。 リンク切れがあればここに来るのが遅かったってことで、 同じような情報を探ってみてください。 風邪をひいたときに抗生物質が出ますが 風邪はウィルスの影響なので抗生物質は風邪そのものには無関係です。 ただ、免疫力が低下して肺炎にならないようにと念のために処方されることが 多いように感じます。 お通しのように多用される抗生物質が 耐性菌の問題を引き起こし、記事のなかには 国立国際医療研究センター病院の日馬由貴医師は基調講演で「2050年には薬剤耐性菌による死者が、がんの死者数を上回る」と指摘。「抗菌薬を使うほど社会に耐性菌が増え、公共の健康が脅かされる。環境問題と同じ」と訴えた。 私たちの健康に関しては抗生物質の危険性を理解して行動してみてください。 本文の対象はペット・・・フェレットに関してお話します。 人間では抗生物質は78時間(3日)ルールがあり、 それで効果が出なければ違う抗生物質に変更する基準が 今、問題視されているなかでもあると聴きます。 効果がない抗生物質を使い続けるのはリスクがあるだけでなんの意味もありません。 抗生物質の長期利用は結核など限られた病気でそうするだけです。 一方ペットは人間の医療で抗生物質の使い方のお話を聴いていて 比較するととてもおかしくて理由が通らない方法が多くみかけます。 1か月3か月半年同じ抗生物質を続ける獣医師 抗生物質の影響で腸の出血をするメレナの状態に陥る 影響不足を作る病院までありました。 私は動物病院から出てくる抗生物質は お通しのように「とりあえず抗生物質」で処方されるように 広く飼い主さんのお話を集めて強く感じます。 対象のペットの健康も心配ですがそれ以上に 耐性菌を作り出してしまい、人間に感染する事故につながるのが 一生懸命人類に危険な菌を作り出す場にならないで欲しいと 強く思います。 皆さんも考えてみてくださいませ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.08.26 22:27:38
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