いたち（医達)塾。ナルヘソサプリ　栄養管理で健康を保つ

単純にですが、体重が下がるということは


　​摂取カロリー　＜　消費カロリー​です。

---

　２０２３年加筆　たくさんの方が見ていただけている記事です。現在１６００アクセスになります。体重が減るというのには理由があります。その理由を考えて理解することがとても大切です。

---

　インスリノーマの管理を得意としていますので、ご相談ください




　大前提として、例外もありますし、
説明する仕組みは全体からの確率はともかくにして
そういう事情もあるというご紹介です。
​​　食べても痩せる、
食べても血液中に取り込まれない
年齢的に食べても、タンパク質が合成力が下がっている。


　ともかく、外から補給したエネルギーでは十分ではなくて
体を溶かしながらエネルギーを作るので痩せます。


　溶かすというのは、体脂肪を溶かし、タンパク質から糖を作る作用があります。




　食べているのに痩せるというのは、大前提が
​
摂取カロリー　＜　消費カロリー​

で​、検討することはいくつもありますが、
注意しなければいけないのはインスリノーマです。



　インスリノーマが病名が付いた後かと思いますが、
作用としてインスリノーマの影響が考えられます。

　食べているけど痩せの原因がインスリノーマとは限りませんが、
インスリノーマで痩せる理由を説明します。



　インスリノーマは膵臓の癌のために、インスリンホルモンが正常量以上に
放出されることで様々な症状が起こります。


　その症状はエネルギー不足によるものが多くあります。



　インスリンで起こる作用はいくつもありますが、
代表的なものとして、細胞にブドウ糖を送ることです。


　通常量以上のインスリンがあるとドンドンブドウ糖を
細胞に送ろうとします。そうすると血液中からブドウ糖が減っていきます。



　次には、その下がった血糖値（血中ブドウ糖量）を増やそうと反応が起こります。



　蓄えたブドウ糖を放出したり、まずは血液中のアミノ酸（タンパク質のパーツ）から
ブドウ糖を作る糖新生。糖新生はアミノ酸以外からも作りますが、
今はタンパク質（アミノ酸）由来の糖新生のお話。


　糖新生で血中アミノ酸が減ると、タンパク質合成が制限されます。


　結果的に、タンパク質を溶かすの理解でもよろしいと思いますが
筋肉も減るでしょう。毛艶も悪くなるでしょう。タンパク質の合成が
充分できなくなるからです。


　タンパク質は体のいろいろなところで存在しています。
筋肉はタンパク質の塊ですね。コラーゲンもタンパク質で
細胞間のつなぎをしています。
骨もコラーゲンが形創る存在です。


　タンパク質は一定期間存在したら、分解され血中に放出されます。
これはタンパク質の分解が廃棄処分ということではなくて、
リサイクルの材料になるのです。そのため、分解されたタンパク質は
血液中にあり、アミノ酸プールという状態です。


　この血液のなかにあるタンパク質の部品のアミノ酸が
エネルギーとして消費されるので、再合成するタンパク質の材料が減るので
足らなくなると上記の減少が起こります。



　ブドウ糖の消費が起こると、徐々に血液中から減ります。
血中濃度（血糖値）を維持しようと体はイロイロ試みます。
糖新生やら、グルコーゲンの分解やら

　それでも、ブドウ糖を十分用意できなくなると
次には血液濃度が下がっていきます。血糖値が下がるのです。


　血糖値が一定の期間、一定の量を下回ると
脂肪をエネルギーにする作用が起こります。
脂肪をケトン体に換えてエネルギーにするのです。


そうなると、体脂肪が減り、徐々に見た目にも「痩せ」という状態になります。





　急激な痩せにはこのようなインスリンが関係していることが多いにあります。
というか、急激な痩せのあと、診察をしたらインスリノーマだったという
事例は多いです。


　インスリノーマというか、インスリンの関与ですね。




　痩せが病的なものなのか、インスリノーマなのか、それは
痩せだけでは判断できません。そのほかのことも考慮して
判断するしかないですし、獣医師に診断いただくことになります。


　ただ、食べているけど痩せていくを放置してはいけないと思います。



　今の気候。秋雨は低気圧の影響で副交感神経が刺激され
インスリンの放出が起こります。
また、秋口特有の寒さの始まりは、これもインスリンを放出を促します。
　これは体温維持のために体が要求する作用です。


　体重が下がるにしてもいろいろな要素がありますので、
１８０度逆の現象も起こっています。


秋雨の現在はともかくインスリンが放出するように
環境が指令を与えている時期になります。


　では、どうすればいいのでしょう。




　状況によりイロイロありますので
個別記載は、難しいですが、



　体重を維持するだけならやることは可能です。


　適切な対応をしてみましょう！