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カテゴリ:【業務連絡】
ニュースでおまわりさんが2002年にフェレットに噛まれて
残念ながら亡くなったとニュースになりました。 私が初めて知ったのは11月2日でした お亡くなりになられたお廻りさんは大変お気の毒に ご冥福をお祈りいたします。 この記事でフェレットが病原菌であるようなイメージを 持たれた方がいるようで事実確認に行動してみました。 午前中に関係する複数の箇所に電話をしました。 結論としましては、 フェレットが特別問題ではなく、 他の動物でも起こり得て、擦り傷でも起こりうる病気が悪化してのことで、 フェレットが噛んだのがきっかけと言う事実ですが フェレット固有の問題ではありません。 伝言ゲームのように情報が変わっているのを見受けられました。 病気は蜂窩織炎(ホウカシキエン) こちらを参考にいただくことにして、いくつか抜粋 蜂窩織炎の原因になる細菌には多くの種類がありますが、 最も一般的なものはレンサ球菌とブドウ球菌です。 よく身近にある菌ですね。 これだけをとってもたまたまフェレットがきっかけになったというだけで フェレットが特別危険な動物ではないということです。 この点は大分警察。共同通信。おおいた動物愛護センターさんと共通認識を確認しました。 噛まれらもそうですが、傷ができれば清潔に水で洗い流し 適切な処理をいたしましょう。 11月2日に大分合同新聞記事を読んだ最初の感想は そういう出来事があったのだ、亡くなられたお廻りさんはお気の毒にと感じ、 同時にフェレットが特別悪いイメージを記事から受け取る人もいるなーと 感じましたので、新聞社にすぐにメールをしましたが、 待っても返信がなかったので電話をしました。 そこでわかったことを記載します。 録音を撮っているわけではないので、記憶でのまとめです。 こんな順番でした 大分県警が事実を発表 共同通信が記事にして、関連する報道機関で報道 7日には大分合同新聞だけのことかと認識していましたが 本日、毎日新聞、日経新聞、静岡新聞と掲載され テレビ朝日でもニュースになりユーチューブにも投稿されています。 聞いてみると全国でイロイロとテレビニュース(ラジオも?)になっていると聴きました。 ともかく、身近な菌で発症している病気と言う事。 普段の生活で気を付けましょう。と言う事で、 フェレットが殊更悪い動物ではない。 繰り返します。 亡くなったおまわりさんは大変お気の毒と思っています。 大分警察の広報さんにうかがったところ、警察では事実を発表したそうです。 フェレットに噛まれて病気を発症し、17年後に亡くなった 労災認定されたという新聞に記載されている事実を発表。 共同通信はその事実を記したが 「蜂窩織炎」という耳なじみがない言葉が 誤解を与えているように私は理解しました。 なので電話をした先には 読者、視聴者が誤解することないように 丁寧な情報発信をしてくださいとお願いしました。 お願いなのでそれほど意味はないでしょうが。 テレビ朝日のニュースでは 「フェレットはイタチ科の肉食動物で、野生化すると細菌を持つ可能性があるということです。」 となっていました。 これは、野生化しなくても菌を持つことはありますので この内容は殊更、フェレットに悪いイメージを作ってしまいます。 テレ朝の独自の取材でなのかわかりませんが、関係しそうな記事として 毎日新聞のモノがあります。 そのなかに 「フェレットも野生化すれば、野良猫などと同様、 かまれた傷口から雑菌が体内に入って広がる可能性がある」 このようなことが「野良猫などと同様」の部分が取り除かれ 短い表現になっているかと思います。 そこで、この取材を受けたおおいた動物愛護センターに問い合わせをしました。 獣医さんに対応いただいて、私と同じ見解を持っていました 「一般論としての解答をしていて、 特別フェレットに問題があるわけではなく、 一般的な菌を保菌するのは普通」 こんなお話をしています。 テレビ朝日のお客様センターかな?そちらに問い合わせをして 「フェレットはイタチ科の肉食動物で、 野生化すると細菌を持つ可能性があるということです。」 というのは、元記事が毎日新聞なのか テレビ朝日独自で調べた内容なのかわからないのですが、 どんな動物でもブドウ球菌などを保菌する可能性はあるのに このような表現をすると誤解をしている人が出ると伝えました。 応対いただいたテレ朝の方は現場に確実に伝えていただける とおっしゃりました。 共同新聞で対応いただいた方も 報道内容は労災の記事であるという認識のなかとした認識で、 私が知識が乏しい人に誤解を与える内容で 説明不足を感じるとお伝えしました。 このブログの投稿のように フェレット固有の問題ではなく、、、という 主張を良かったら広げてください。とありました。 繰り返しますが 亡くなったおまわりさんはお気の毒ではありますが 細菌性の問題は日々生活しているなかで起こる問題です。 フェレットが安全ですとは言いませんが 特別危険ではありません。 他の動物と同じような雑菌を持つリスクは所有しています。 噛まれれば適切に処理をしましょう。 あらためて、お亡くなりになったおまわりさんにはお悔やみ申し上げます。合掌 関連記事 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20191106/k00/00m/040/304000c 大分県警大分中央署で交番勤務だった2002年に通報を受けて捕獲を試みたフェレットに手をかまれ、感染症の治療を続けていた県警の男性警部補が今年1月に41歳で死亡していたことが、県警への取材で判明した。地方公務員災害補償基金県支部は7月、警部補の死亡を公務災害と認定した。 県警によると、警部補は大分市の大分駅前交番で勤務していた02年6月26日早朝、「近くの公園にフェレットがいる」と110番を受けて出動。捕獲作業中に手をかまれ、3カ月後に感染症の蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症した。警部補は入退院を繰り返して治療を続けたが、今年1月18日に同県別府市の病院で死亡した。 警部補の遺族から公務災害の申請を受けた地方公務員災害補償基金県支部は、かまれたことと警部補の死亡に因果関係があるとして7月26日付で公務災害と認定した。 フェレットは体長30~50センチほどのイタチ科の肉食性動物で、ペットとしても人気。獣医師の佐伯久・おおいた動物愛護センター所長(61)は「フェレットも野生化すれば、野良猫などと同様、かまれた傷口から雑菌が体内に入って広がる可能性がある」と指摘する。 県警によると、当時の記録が残っていないため、フェレットがペットだったか野生かは不明。捕獲されたかどうかも分からないという。【尾形有菜】 共同通信 https://www.47news.jp/news/4192021.html 2002年、捕まえようとしたフェレットにかまれて感染症になり、今年1月に41歳で亡くなった大分県警地域課の男性警部補が、公務員の労働災害に当たる公務災害と認定されていたことが7日、県警への取材で分かった。 県警によると、02年6月、大分中央署の交番で勤務していた警部補は「公園にフェレットがいる」と110番を受け、捕獲を試みた。その際両手をかまれ、3カ月後に蜂窩織炎を発症。治療のため休職と復職を繰り返していたが、今年1月に県内の病院で死亡した。 地方公務員災害補償基金大分県支部は、かまれたことと死亡に因果関係があると判断、7月26日付で公務災害と認定した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.09 21:11:10
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